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2020年09月07日

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榎元准教授が参画する研究グループの研究成果が米国科学アカデミー紀要に掲載されました

帝京大学理工学部バイオサイエンス学科准教授 榎元廣文が、国立大学法人筑波大学生命環境系准教授 有泉亨氏、同助教 篠崎良仁氏(現 東京農工大学グローバルイノベーション研究院特任助教)、同教授 江面浩氏らと共同で行った研究成果が、2020年9月3日付けで米国科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Science of the United States of America、PNAS)に掲載されました。

本研究では、転写、翻訳、代謝の統合解析によりトマトの着果に必要となるエネルギー代謝の仕組みを多角的に明らかにしました。また、受粉や植物ホルモンの一種であるジベレリンの働きで制御される代謝の流れをモデル化し、急速な成長を伴う着果を可能にする代謝の全体像を明らかにするとともに、着果を制御する鍵遺伝子とバイオマーカーとなる遺伝子を特定しました。榎元准教授は質量分析イメージング法を用いた代謝物の分布解析を担当しました。
本研究の成果は、トマトをはじめとした果実の生産性を向上させる新たな技術や育種素材の開発につながることが期待されます。

筑波大学プレスリリース

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