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2019年07月04日

浜本洋准教授らの研究が「Scientific Reports誌」に掲載されました【医真菌研究センター】

2019年7月1日(月)、帝京大学医真菌研究センター准教授 浜本洋および同センター教授 関水和久のグループによる論文がScientific Reportsに掲載されました。

本論文は、カイコにおける薬物代謝の場が主に腸管であることを明らかにし、哺乳類と同様なFirst Pass Effectにより腸管から吸収された化合物が全身に分布する前に代謝されることを昆虫で初めて見いだしました。また、カイコにおける抗生物質の薬力学的な解析を行い、基本的な薬物動態パラメーターが哺乳動物と共通していることを明らかにしたものです。 これまでに、現在AMEDとともに開発を行っているライソシンEを、カイコを用いた探索により見いだしておりますが、本論文の成果はそのカイコを用いた創薬の技術的基盤の強化に資するものです。

本研究の詳細は、下記をご覧ください。

Pharmacokinetics of anti-infectious reagents in silkworms

【原著論文】
Pharmacokinetics of anti-infectious reagents in silkworms
Hiroshi Hamamoto, Ryo Horie, Kazuhisa Sekimizu
Scientific Reports(2019)9:9451

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