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2019年04月02日

CVC講習会を開催しました

2019年3月23日(土)、帝京大学板橋キャンパスシミュレーション教育研究センターにて、本学医学部附属病院CVC委員会が当院に従事する医師を対象とした第16回CVC講習会を開催しました。

現在、中心静脈カテーテル(Central Venous Catheter:CVC)は、高カロリー輸液や抗腫瘍薬投与を行うための有用な医療器具として多用されていますが、カテーテル挿入時、留置中、抜去時に重篤な合併症が引き起こされる危険性があり、取り扱いの習熟が必要とされています。そのため当院では2年前に発足した帝京大学医学部附属病院CVC委員会(委員長 佐野圭二教授)が中心となり、CVCの取り扱いの標準化を図るためにマニュアルを作成し、その普及を目的としてCVC講習会を開催しています。

当院においてCVC操作は、CVC委員会の認定した認定医およびインストラクターに限定されており、未認定医はインストラクターの直接の指導、監督のもと実施するよう定められています。認定医・インストラクターの資格は、CVC講習会に参加し実技試験に合格すること、e-learningによる試験を受験し合格することを必要条件としています。また、CVC講習会は日本医学シミュレーション学会のCVCインストラクター資格を持つ医師がディレクターを務め、講習会のインストラクターを統轄して質を担保しています。

今回は、内科学講座病院教授 秋山暢ディレクターの下、佐野教授ら3人のインストラクターが4チームに分かれCVC操作や起こりうる合併症などについての知識を深め、シミュレータを用いてCVC挿入手技のトレーニングを行いました。なお、講習会の開催にあたり、株式会社日本コヴィディエンにご協力をいただきました。

今後も本学では、シミュレーション教育を通し医療従事者および学生への医療安全教育を実施していきます。

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