教育目的と3つのポリシー
教育目的と3つのポリシー

教育目的

理工学研究科は、建学の精神に則り、「物質」、「エネルギー」、「情報」、「生命」などを人類や社会福祉のために有効かつ平和的・経済的に活用することを理念とする。これらを活用するための科学技術は、すでに高度化、精密化、多様化しているため、さらなる革新に対応しうる人材の育成を目指す。さらに、各専門分野の枠を超えて、理工学における先進的で高度な教育・研究を行い、幅広い視野を持ち国際化に対応できる人材の育成を目的とする。

理工学研究科の3つのポリシー

理工学研究科は、総合理工学専攻において、機械・精密システム工学、航空宇宙工学、情報電子工学、バイオサイエンスをベースとした各専門分野のさらなる高度化と分野の枠を超えた総合化に対応して科学技術の発展に貢献でき、かつ、国際的な広い視野を持ち、科学技術者としての倫理観に基づき判断できる人材を育成することを目指している。以下のような能力を身につけ、かつ所定の単位を修めた者に対して学位を授与する。

博士前期課程

  1. 総合理工学専攻が求める専門的知識を有し、科学技術に関する革新に対応することができる。
  2. 各専門的分野での問題解決ができるとともに、総合的な観点から科学技術を推進することができる。
  3. 現代の科学技術社会を正しく理解し、科学技術者としての倫理観に基づき判断することができ、かつ国際的な広い観点から新しい研究・開発を先導できる。

博士後期課程

  1. 総合理工学専攻が求める高度な専門的知識を有し、科学技術に関するさらなる革新に多様性を持って対応することができる。
  2. 各専門的分野での問題解決ができるとともに、総合的な観点から科学技術を推進するためのリーダーシップをとることができる。
  3. 現代の科学技術社会を正しく理解し、科学技術者としての倫理観に基づき判断することができ、かつ国際的な広い観点から独創性や新規性の高い研究・開発を先導できる。

学位授与に要求される能力を修得するために、理工学研究科は、総合理工学専攻において「機械・精密システム工学」、「航空宇宙工学」、「情報電子工学」、「バイオサイエンス」の各分野をベースとして、以下の方針でカリキュラムを編成する。

博士前期課程

  1. 専門性と学際性のバランスを考慮した知識が得られるようにするために、各分野における専門科目と分野横断的・学際的な総合理工学科目を設ける。
  2. 指導教員の指導の下で高度で専門的な研究を進めるための特別演習を設け、科学技術者としての倫理観に基づいた学位論文を作成するための特別研究を設ける。

博士後期課程

  1. 最先端科学技術を学べるようにするため、各分野における専門科目(特論)を設ける。
  2. 指導教員の指導の下で高度で専門的な研究を進め、科学技術者としての倫理観に基づいた学位論文を作成するための特別演習・特別実験・特別輪講を設ける。

理工学研究科は、さまざまな問題が地球規模で複雑に絡み合った現代社会において、科学技術者は幅広い視野を持つことが不可欠な現状を踏まえ、機械・精密システム工学、航空宇宙工学、情報電子工学、バイオサイエンスの各専門分野のさらなる高度化と複合化に対応して科学技術の発展に貢献でき、かつ国際的な広い視野を持ち、科学技術者としての倫理観に基づいて判断できる人材の育成を目指しています。

そのため、入学者選抜に当たっては、各分野の専門科目に関する基礎学力、および研究やコミュニケーションに必要な英語の能力があることが求められます。

学士課程等における学修を通じて、次のような能力・資質を備えた入学者を求めています。

  1. 理工学に対して豊かな感性を持ち、何事にも好奇心を持ってチャレンジできる。
  2. 理工学における専門分野の研究を積極的に遂行する能力がある。
  3. 理工学における他の関連分野とも連携を図り、総合的な観点から科学技術を推進できる。
  4. 現代の科学技術社会を正しく理解し、科学技術者としての倫理観に基づいて判断することができ、かつ、国際的な観点から新しい研究・開発を先導できる。