2026年12月5日(土)13:00~16:30
「いじめ防止対策推進法」において、いじめは、行為の軽重や意図の有無だけでなく、児童生徒が心身の苦痛を感じているかという視点から捉えられています。この考え方は、被害を訴える子どもを早期に守るという観点から、重要な意味を持ってきました。 しかし近年、この考え方に基づいていじめを捉え、対応する学校現場では、新たな難しさが生じています。「これはいじめなのか」「誰を被害者、誰を加害者として捉えるのか」といった判断が、必ずしも容易ではない場面が増えています。
さらに、いじめをめぐる問題は、学校の中だけにとどまらないものとなっています。たとえば、SNSや動画の拡散によって、加害者とされた子どもだけでなく、その家族までもが特定され、社会的な非難の対象となることがあります。そのことが、保護者にとっても、子どもの行為やいじめの事実をどのように受け止めるのかを難しくし、学校との間で認識を共有することが容易ではない状況を生むこともあります。
本フォーラムでは、法律・報道・教育行政という異なる立場からいじめ問題に向き合ってきた方がたを招き、具体的な事例をもとに、「教室の中」だけでなく、保護者・地域・SNSなど「教室の外」にも広がるこうした状況の中で、これからの学校が果たすべき役割を、参会者の皆さまとともに考えていきます。