2025年11月29日(土)13:00~17:00
帝京大学大学院教職研究科では2009年の研究科開設以来、日頃の教育実践や研究成果を広く公開する場を設け、そこでの成果をその後の教育や研究に生かすために、「帝京大学教職大学院フォーラム」を毎年開催しています。
2014年、日本は国連の「障害者の権利に関する条約」に批准して、障がいの有無に関わらず、ともに生きる共生社会の実現に向けて大きく舵が切られました。同条約の第24条は「教育におけるインクージョン」であり、すべての子どもがともに学ぶ場の実現が提唱されています。日本国内では近年、インクルーシブ教育の実現に向けてさまざまな答申や専門家会議があります。共生社会の実現に向けた施策の一方で、個々の教師における特別支援教育に対する当事者意識が向上しているとは言いがたい状況があります。また、2022年には国連障害者権利委員会による審査で、日本のインクルーシブ教育に向けた取り組み状況に対し勧告が発され、まさに特別支援教育の充実・発展は喫緊の課題となりました。
本フォーラムでは、障がいのある人の支援に関わってきたさまざまな立場の方をお招きし、あらためて特別支援教育に対する教師の当事者意識と共生社会の実現に向けた学校の役割について、”Think Globally, Act Locally” の視点から、会場の皆さんと一緒に考えていきます。