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ミュージアムセミナー「海」から読みとく歴史世界

開催日時

2023年11月11日(土)~12月23日(土)

概要

帝京大学総合博物館では、2017年より「大学でまなぶ日本の歴史」という講座を4回にわたって実施し、大変好評を博しましたが、2022年に完結の運びとなりました。そこで本年より、特定のテーマをめぐる歴史世界の形成を柱とした、新しい歴史講座を企画しました。今回は、「海」から読みとく歴史世界です。古今東西、海を舞台にした多様な歴史が誕生しています。海から生まれた歴史世界を探訪してみませんか。皆さまのご参加をお待ちしています。

日程 講義内容
第1回
2023年11月11日(土)10:30~12:00

【タイトル】戦国日本と海の攻防~大航海時代の幕開け~
【講 師】高橋裕史(帝京大学総合博物館 館長・経済学部経営学科 教授)

大航海時代は日本・西洋・東洋が一体となって大きな歴史を創造した時代です。その大航海時代の舞台となったのが海であり、主人公となったのが日本とポルトガル、そしてイエズス会とローマ教皇だったのです。この四者は海を舞台にどのように絡み合い、どのような歴史を形作っていたのか、境界・布教・貿易を中心に読みときます。

第2回
2023年12月2日(土)10:30~12:00

【タイトル】継承されなかった物語~金成マツ筆録アイヌ散文説話のアイヌ-和人関係表象~
【講 師】坂田美奈子(帝京大学外国語学部国際日本学科 教授)

金成マツ(1875年生まれのアイヌ女性)が筆録したアイヌ口頭伝承には、近世のアイヌ-和人交易を背景とし、緊張感を孕みつつも豊かで多様な和人との関係が描かれています。しかしながら、和人についての物語の多くは、今日までほとんど人目にふれることはありませんでした。これらの物語が「継承されなかった」意味についても考察します

第3回
2023年12月9日(土)10:30~12:00

【タイトル】水中に残された歴史を読み解く~水中文化遺産の研究事例~
【講 師】佐々木蘭貞(帝京大学文化財研究所 准教授)

水中遺跡と聞くと、ロマン溢れる未知の世界というイメージを持つかもしれません。しかし、実は水中遺跡は身近な存在です。本講演では、旧石器・縄文時代の遺跡、蒙古襲来の船、水没した村、近現代の沈没船などを紹介します。遺跡の歴史的意義だけでなく調査体験談を通して、水中遺跡の持つポテンシャルを感じてもらうことを主眼としています。

第4回
2023年12月23日(土)10:30~12:00

【タイトル】八王子城跡からみる海外世界とのつながり
【講 師】村山修(八王子市教育委員会 学芸員)

八王子城跡御主殿から約7万点の遺物が出土しました。これらは戦国大名の暮らしぶりがわかる発見とともに、ベネチア産レースガラス器や輸入磁器という世界とのつながりがある遺物もありました。今回出土品から海外とのつながりをみてみます。

詳細情報

名称

ミュージアムセミナー
「海」から読みとく歴史世界

主催

帝京大学総合博物館

協力

八王子市郷土資料館

対象者

どなたでもご参加いただけます

参加費

無料

申込方法

電話または以下のフォームからお申し込みください。
TEL:042-678-3675
お申し込みはこちら

募集人数

各回150名(先着順)

お問い合わせ

帝京大学総合博物館

E-mail
museum@teikyo-u.ac.jp

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