2026年05月19日
2026年5月12日(火)、帝京大学外国語学部外国語学科教授 山﨑直也が担当する領域横断演習Ⅰ・Ⅲにて、浪曲師の東家一太郎氏、曲師の東家美氏をゲストスピーカーに迎え、「浪曲『サツマスチューデント~新・英国密航~』を聴く」と題する特別講義を行いました。同特別講義は広く学内に公開され、学部生、大学院生、教職員など、87人が参加しました。
外国語学科の3・4年生を対象とする領域横断演習Ⅰ・Ⅲは、「国・地域を超えたヒト・モノ・情報の移動」という共通テーマについて、4人の教員が自身の専門に即して講義を行うオムニバス科目です。本年度、山﨑教授の担当回では、その一部で、幕末の慶應元年(1865年)に薩摩藩から英国に留学した若者たち、すなわち薩摩スチューデント(薩摩藩英国留学生)について取り上げ、ヒトの移動の主要な形態の一つである留学について考えました。そのうえで、薩摩スチューデントを描いた演目「サツマスチューデント~新・英国密航~」(作 津島唯々)を手がける東家一太郎、東家美両氏をゲストスピーカーに迎え、伝統芸能である浪曲で約160年前の留学生たちの物語を聴き、その意味について深く考える特別講義を実施しました。一太郎氏は「浪曲プチ講座」で浪曲の聴き方を簡単にレクチャーした後、「サツマスチューデント~新・英国密航~」の前後編を一挙に口演、最後に参加者全員で浪曲の発声を体験しました。学生にとって身近な留学の歴史についてあらためて考えるきっかけとなっただけでなく、多くの参加者が節と三味線が織り成す生の浪曲の迫力を初めて体験する貴重な機会となりました。
本学では引き続き、さまざまな世界で活躍するゲストスピーカーによる講義などを通して知見を広め、自ら考察し判断できる人材の育成に努めます。
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