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2021年02月05日

ハーバード特別講演会を開催しました

2021年1月21日(木)、帝京大学板橋キャンパスにて、帝京-ハーバードプログラムによるハーバード特別講演会(主催:帝京-ハーバードプログラム・帝京大学大学院公衆衛生学研究科・板橋キャンパスグローバルオフィス委員会)を開催しました。

本学とハーバード大学(アメリカ)は、1993年の学術提携以降、学生・教員の交流や国際共同シンポジウムを通して、わが国の学術研究と社会への還元に寄与しています。2012年からは毎年、本学大学院公衆衛生学研究科による教育プログラムの一環としてハーバード特別講義を開催、ハーバード大学やオックスフォード大学(イギリス)から著名な教授陣を招聘し、同研究科が推進するコンピテンシー基盤型教育を意識したディスカッションやグループワークを含めた講義を実施しています。東京で講義を受講できる希少性もあり、学内外から学部や国籍を問わず多くの方が聴講に参加していましたが、今年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、オンラインにて実施する運びとなりました。

特別講演会は、本学理事長 冲永佳史の開会挨拶から始まり、ハーバード大学からは、社会疫学の第一人者であるIchiro Kawachi氏、経時的データの分析手法に詳しいGarrett Fitzmaurice氏、環境産業保健学で多様な研究を行うRose Goldman氏、循環器疾患の疫学研究で著名なMurray Mittleman氏らがそれぞれ最新の研究事例に触れながら講演を行いました。また、オックスフォード大学からも医療経済学を専門にするAlastair Gray氏がビデオメッセージによる講演を行いました。
国内外からの参加登録は270名以上にのぼり、チャット機能を活用しながらの質疑応答など、新しいスタイルでの学術交流の場となりました。講演会後、日本・中国・台湾・フィリピン・タイの6つの大学の学生らによるオンライン交流会を開き、各国における新型コロナウイルス感染症の状況についての紹介と公衆衛生の観点から実行可能な改善策について議論を交わしました。
閉会挨拶では、本学大学院公衆衛生学研究科教授 福田吉治より、公衆衛生の担う役割と世界中の人と再び対面で交流ができる日がくることへの期待を述べ、講演会は無事に終了しました。

今後も、本学で国際感覚や実学志向を培った学生や教職員の幅広い分野における活躍を期待するとともに、一日も早く対面で国際交流ができる日がくることを祈念いたします。

ポスター画像
理事長メッセージの様子
司会の様子
記念撮影の様子
ビデオメッセージの様子
閉会挨拶の様子
オンライン交流会の様子01
オンライン交流会の様子02
オンライン交流会の様子03

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