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板橋キャンパス薬学部濱准教授らの研究グループが安価で簡便な脂質の代謝過程の追跡方法を開発しました

帝京大学薬学部物理薬剤学研究室准教授 濱弘太郎の研究グループは、東京大学大学院薬学系研究科附属ワンストップ創薬共用ファシリティセンター准教授 滝田良氏らとの共同研究で、安価で取扱容易な重水および重水素原子を含むメタノールと触媒・試薬を用いて、さまざまな脂質の代謝過程を追跡できる方法を開発しました。

私たちの体の中では大きさや形が異なる膨大な種類の脂質が存在し、新たな脂質が次々と発見されています。脂質はエネルギー源や細胞間の情報伝達など、さまざまな機能を有していることが知られており、それぞれの脂質が体の中でどのような化学反応を受け、どのように作用するかという代謝過程を追跡することは、その脂質の役割を解明するうえで大変重要です。今回の研究成果は、その分子機能や効果が注目されている酸化脂肪酸やトランス脂肪酸など、多様な脂質の機能解明に貢献する強力なツールのひとつとなることが期待されます。
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