2025年05月22日
2025年5月16日(金)・17日(金)、和歌山県白浜で開催された日本放射線腫瘍学会小線源治療部会第27回学術大会において、帝京大学福岡医療技術学部診療放射線学科教授 川村愼二が、「出力線量確認クラウドシステムを用いた線源強度の全国比較と施設管理支援」という演題で、優秀演題賞を受賞しました。
本研究では、放射線治療品質管理機構が提供するクラウド型データサーバーを活用し、全国の放射線治療施設が自施設の出力線量データを登録・参照可能なシステムを構築しました。このシステムを密封小線源治療に応用し、登録施設が線源強度管理を客観的に評価するセルフチェックツールとして利用することを目的としています。川村教授は、「本システムがより多くの医療施設に活用されることで、安全で安心できる放射線治療の普及に貢献できると考えています。今回の受賞を励みに、今後も改良を重ねていきたい」と語りました。 本学では、今後も臨床現場と連携した実践的な研究を通して、医療の質向上と社会貢献を推進していきます。
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