コラム

アク・ベシム遺跡は、5世紀にソグド人によって建てられた街と、7世紀に中国(唐)が造った城塞が接続している中央アジアでも珍しい遺跡です。 今季の調査は、昨年に引き続き、この唐が造った城塞都市を発掘するという計画でした。掘削 […]

今年は4月19日から発掘調査を開始しました。 初日は調査区内外の除草作業と道具の運搬、そして人夫のアク・ベシム村の若人たちの書類作成(サインと顔写真の撮影)で終了。   翌日、文化省副大臣来訪。 本隊の到着日に […]

  文化財研究所の望月です。 本日、日本から4名キルギスへ渡航して来て、いよいよ2017年度第1次調査が本格的始動します。 今回も調査概要を速報としてお伝えしていきたいと思います。   さて、今回私は […]

発表後、屋外でドローンのデモ飛行を行いました。標高が高いこともあり、前日に降った雪が残っていました。 ミナレットを背景に記念撮影。 ウズゲンでのワークショップ参加も、無事に終了することができました。 食事の後、世界遺産の […]

19日・20日は、ウズゲンで行われたワークショップに参加しました。 ウズゲンはビシュケクから約260km。 陸路では10時間以上かかりますが、今回はキルギスからの招聘で飛行機で移動。 窓からみえたのは、真っ白に光る山々の […]

          調査4日目。 朝方、予報通りの雨。 本日は野外調査を断念して、室内でのデータ整理などの作業を中心に実施しました。 夕方、柿沼先生とスラヴ大学で杜懐宝碑 […]

調査3日目 昨日にひきつづき、ドローンによる空撮を実施。 天気予報では明日から雨ということで、本日がアク・ベシムの撮影最終日となりました。 日中は少し風がありましたが、日差しも安定した撮影日和でした。   褐色 […]

調査2日目。   アク・ベシム遺跡の空撮に着手。 心配していた雪の影響もなく、作業日和となりました。 雪の積もった天山山脈は壮観でした。 今回は、ラバトを含めたアク・ベシム遺跡全体の測量撮影を実施します。 作業 […]

調査初日。 朝の雪に不安になりましたが、調査初日の作業として機材の搬入と、文字資料調査を行いました。 調査機材はビシュケク市内の国立科学アカデミーで保管されています。 アカデミーは宿泊しているホテルからは徒歩7分ほどの場 […]

3次調査がはじまりました。 今回はドローンによるアク・ベシム遺跡の測量撮影をメインに、文字資料遺物の調査、出土した骨資料の調査を実施していきます。3次調査の速報では、来年度調査に参加する方々の参考になるような、できるだけ […]

作成した空撮・地形測量図がこちらです。  オルソ画像  等高線図 QGISというオープンソースソフトウェアを利用し、PDFで出力しています。 今回図化した等高線は、1m,5m,10,の設定で表しています。 この作業によっ […]

ドローンによる写真測量作業(2) 今回の撮影は地形測量を目的に実施しました。 撮影した画像をもとに、解析ソフトをつかって3Dモデルと地形図(等高線図)を作成しています。  オルソ画像(Iwanovka)     […]

ドローンによる写真測量作業(1) 今回の調査ではチュー川流域に分布する遺跡のうち、10箇所でドローンによる測量写真撮影を実施してきました。 Staraya-Pakrovka Malie-Ak-Beshim Novo-Pa […]

杜懐寳碑調査 昨年の事前調査でも拓本をとってきた杜懐宝碑(スラヴ大学所蔵)。 今回は、福井淳哉先生にその碑文に刻まれた文字を観察していただきました。 「中国文献に登場する砕葉城の位置は長く確定していなかったが、ある一つの […]

水路サーベイ 今回はノヴァパクフロフカ2遺跡周辺の水路について踏査してきまさした。 動画    水路が作られなかった土地との比較。 水路は畑地や家畜に必要不可欠なものです。 水路がひかれなかった場所は、このよう […]

〜整理作業〜 今回実施している整理作業では、本年春の調査で出土した遺物の注記・接合・実測・観察記録・写真撮影を行っています。 ほぼすべて破片資料でしたが、壺、甕の他、ポットやカップ、香炉などがみつかりました。 また胎土が […]

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