2023年度春期 キルギス共和国アク・ベシム遺跡発掘調査

4月18日から5月20日までの日程で、キルギス共和国のアク・ベシム遺跡で発掘調査を行いました。この調査は、帝京大学シルクロード学術調査団の一環であり、科研費基盤研究(S)「シルクロードの国際交易都市スイヤブの成立と変遷-農耕都市空間と遊牧民世界の共存-」(21H04984)の助成を受けて行われました。また、キルギス共和国科学アカデミーとの共同調査として行われました。
今年の調査では、昨年に引き続き、第一シャフリスタンのキリスト教寺院址(AKB-8区)と、第二シャフリスタンの中心区画(AKB-15区)の発掘を行いました。
今年の発掘では、龍谷大学准教授の岩井俊平氏の科研調査団(基盤(B)「中央アジア仏教遺跡の多様性の形成過程に関する考古学的研究」(23H00702))との共同調査になったほか、ロシア・イギリス・カザフスタン・ジョージアの調査隊との国際共同調査となりました。
今回の発掘調査では、碑文の断片が発見されたほか、多くの発掘成果を得ることができました。その成果報告は、7月15日(土)・16日(日)に行われるシルクロード学研究会で行う予定です。

第1シャフリスタン、AKB-8区の発掘風景

 

第2シャフリスタン、AKB-15区の発掘風景

 

国際共同調査メンバーの集合写真

 

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