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2022年09月28日

福岡キャンパス本学保健学研究科の大学院生および亀澤秀美准教授が第124回日本医学物理学会学術大会で大会長賞銅賞を受賞しました

2022年9月15日(木)~9月17日(土)に長崎ブリックホールで開催された第124回日本医学物理学会学術大会にて、大学院保健学研究科2年 山下達期さんと福岡医療技術学部診療放射線学科准教授 亀澤秀美の発表が大会長賞銅賞を受賞しました。この賞は本大会の全ての一般演題を審査対象としており、本学大学院保健学研究科の大学院生としては山下さんが初めての受賞となります。 山下さんは、「光読み出しGlass GEM検出器によるα線の飛跡に沿った線量分布計測」という演題で発表しました。光読み出しGlass GEM検出器という新たに開発された放射線イメージング検出器を使用することで、気体中をさまざまな方向に飛び交うα線の飛跡に沿った線量分布計測が可能であることを実証したことが高く評価され、本賞を受賞しました。α線飛跡に沿った線量分布計測は、ホウ素中性子捕獲療法やα線内容療法などにおいて重要であり、今後の研究の進展が注目されています。 亀澤秀美准教授は、「レディオミクスを用いた頭頸部癌の再発予測モデル構築」という演題で発表し、FDG-PET画像とその画像のLocal Binary Patternを利用したレディオミクスにより、治療前に頭頸部癌の再発予測を可能とするモデルを構築した成果が高く評価され、今回の受賞となりました。この研究成果は、患者さんごとの最適な治療法選択(精密医療)に大きく貢献することが期待されます。

当日の様子01
当日の様子02
当日の様子03

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