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2022年06月24日

板橋キャンパス医療技術学部看護学科で領域横断事例演習「退院前カンファレンス」を実施しました

2022年6月16日(木)、帝京大学板橋キャンパスにて、医療技術学部看護学科が領域横断事例演習で「模擬退院前カンファレンス」を実施しました。看護には、基礎、成人、高齢者、小児、母性、精神、地域・公衆衛生、地域・在宅といったさまざまな領域があります。本演習は、入院中の患者さんとその家族の不安や心配を取り除き、スムーズに在宅療養に移行するために、看護師に必要な知識や技術を修得することを目的としています。

学生は事前に、成人看護学領域で事例となる患者さんの入院前から入院中の状況を学習し、また地域・在宅看護学領域で同じ事例の患者さんとその家族がケアマネジャーや訪問診療・訪問看護などの導入の意思決定支援について学習しました。
演習当日、参加した看護学科の3年生は、これまで学習してきた事例の「患者さん」と「家族」が抱えている不安を共有したうえで、「病棟看護師」「退院調整看護師」「訪問看護師」「ケアマネジャー」の役割にわかれ、事例についてグループワークを実施しました。演習の後半では各職種混成の少人数グループに再編成し、各職種で話しあった内容を共有して模擬退院前カンファレンスに臨みました。模擬退院前カンファレンスでは、作成したシナリオをもとに、退院前の患者さんやその家族に対して具体的な不安や退院後の希望を確認し、必要な情報交換行いました。発表後、聴講している学生からの質疑やフィードバック、振り返りを行い学習の定着化を図りました。
本演習は、成人看護学領域と地域・在宅看護学領域といった2つの看護学領域の演習を横断的に組み合わせた新たな試みとなりました。模擬退院前カンファレンスを通して、生活の場に移行する患者さんとその家族に必要な継続看護を実践的に学ぶ機会となりました。

当日の様子01
当日の様子02
当日の様子03
当日の様子04
当日の様子05
当日の様子06

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