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2020年11月24日

八王子キャンパス帝京オンライン国際交流フェスティバ ル2020を開催しました

2020年11月22日(日)、帝京大学八王子キャンパスACTrium(アクトリウム)内で、教育学部初等教育学科の学生が中心となっている団体のGuma’ Famagu’on Tano’ Yani Tasi(グマ ファマグウン タノザニタシ、「大地と海の子どもたち」の意、以下グマ。代表:教育学部初等教育学科教授 中山京子)が帝京オンライン国際交流フェスティバル2020を開催しました。
本イベントは、本学の学生応援企画「学生チャレンジ制度」に採択されての実施となり、今年度2件採択されている企画の1つです。

イベントでは、八王子国際協会理事 田中洋子氏から、現在日本の小学校で行われているSDGsにかかわる教育内容の報告や、オンラインにてグアム現地からグアムの史跡、文化の保護活動を行っている非営利団体The Guam Preservation Trust(GPT)チーフプログラムオフィサー ジョセフE.キナタ氏からグアムの海洋問題に触れられ、あらためて世界全体でSDGsに取り組む必要性が確認されました。
また、SDGsをクイズで学ぶ企画やSDGs関連の学生スピーチ、グマによるチャモロダンスのパフォーマンスが行われ、自然に対する敬意と環境保全の重要性が表現されました。

グマは昨年まで八王子国際協会や大和市国際化協会などが主催する国際フェスティバルに参加し交流を継続してきましたが、今年度は新型コロナウイルス感染症拡大により各イベントが中止となり、地域の国際交流活動イベントが停滞してしまいました。そこで、本企画リーダーの野田一馬さん(教職研究科2年)らでオンライン国際交流フェスティバルを企画し、SDGの「14 海の豊かさを守ろう」「15 陸の豊かさを守ろう」を主なテーマとしてオンラインで交流を図り、社会貢献、地域貢献が可能となる帝京大学八王子キャンパス発の国際交流活動を行いたいと考え、中山教授のサポートのもと、実施に至りました。イベントの最後では、野田さんから、「来年度から小学校教諭として教壇に立つことが決まっているが、今回のイベントは今まで学んできた国際理解やSDGsの指導のあり方について実践できる場となったと感じており、来年度から教育の現場に生かしていきたい」との話がありました。また、中山教授からは「今回、学生チャレンジ制度で良い機会をいただき、私も学生も初めてのチャレンジがいくつもありましたが、今後も学生とともにさまざまなチャレンジを行っていきたい」と今後のさらなる活動への意気込みを述べられ、イベントが締めくくられました。

  • 【学生チャレンジ制度とは】
    学生が挑戦したいプロジェクトを自ら企画・立案し、社会貢献や地域貢献、SDGs達成に向けた取り組みなどに繋がる、学生ならではの発想を生かした自主的・主体的な活動を募集し、学内選考を経て採択されたプロジェクトに大学から助成金を支給し、活動を支援する制度です。
  • 【チャモロダンスとは】
    グアムの先住民族チャモロの踊りです。スペイン統治以前の古い時代を表現したダイナミックな踊り、統治以後のスペインの影響を受けた踊り、そして現代の人びとの想いを伝える踊りの三つのジャンルがあります。特に古い時代の踊りと現代の踊りでは、島や海洋の美しさや資源を大切に守ること、先人の教えから学ぶこと、年長者を敬い彼らの言葉に耳を傾けることが強く主張されます。SDGsで示されることに多くが重なります。
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