UHA味覚糖株式会社との共同研究により口中環境管理を可能としたタブレットを開発しました

2018年10月12日

帝京大学医真菌研究センター(東京都八王子市)は、UHA味覚糖株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:山田泰正)との共同研究により、口腔衛生問題をサポートするタブレットを開発しました。

本商品は、現代人のライフスタイルの中により手軽にオーラルケアを取り入れていただくため、持ち運びしやすい食べきりサイズの小袋タイプとして展開開始いたします。「UHAシタクリアタブレット ライムミント 袋(6粒)」は2018年10月9日(火)より、北海道エリア限定で、コンビニエンスストアならびにスーパーマーケットにて発売開始いたします。

 

高齢化社会のニーズに合わせて開発

ヒトの口腔内に生息するカビの一種カンジダは、加齢や疲労、ストレスなどの原因で免疫力が低下すると異常増殖し、口中の不快感や口臭の増加など口腔衛生上の問題を引き起こす一因となることが知られています。この菌は常在菌であるため、抗真菌薬では日常的な対処が困難で、生活に取り入れられる口腔内衛生管理の開発が必要でした。本学では、UHA味覚糖株式会社との共同研究により、このカンジダをはじめとする日常的な口腔内衛生管理の手段として、食品素材である、独自アロマ成分複合体「DOMAC(ドゥーマック)」の開発に成功しました。本エキスはカンジダ属の中でも主な原因菌であるアルビカンスに対する有効性を確認しています。このエキスの機能を損なうことなく、おいしいノンシュガーキャンディとして商品化したものが、「UHAシタクリアキャンディ」です。しかしながら、多くの方に嗜好を満足いただくためには、1種類の剤形で十分であるとは考えておらず、また高齢者の方にもより安全にお召しあがりいただくことが課題でした。義歯装着者などは、カンジダ・グラブラータ等、アルビカンス以外のカンジダ属が原因菌となることから、より幅広い有効性を示す成分の開発と、新たな剤形の開発に取り組んでまいりました。

 

今回新たに加わったマルハニチロの新素材

以前よりサケ白子由来のプロタミンによるカンジダへの有効性の検討は、マルハニチロ株式会社との共同研究で明らかになっていました(特許第6162341号)。マルハニチロ株式会社は、自社製品であるプロタミン分解物素材を使用した製品の開発を望んでおり、本学とUHA味覚糖株式会社との共同研究によって口腔衛生改善効果をもたらす組成物「DOMAC(ドゥーマック)」に、マルハニチロ株式会社のサケ白子由来塩基性ペプチドであるプロタミン分解物を添加し、より幅広い有効性を示す「DOMAC+(ドゥーマックプラス)を開発しました。キャンディと同じく、このエキスの機能を損なうことなく、おいしいノンシュガータブレットとして商品化したものが、「UHAシタクリアタブレット」です。

 

帝京大学は、教学・研究を通して得られた知識と技術を活用し、産学連携などを通して、社会に貢献することをめざしています。

今回の開発は、高齢化社会ニーズと口中衛生管理という2つの社会的課題を解決する結実事例の一つといえます。

 

商品概要

【商品名】 UHAシタクリアタブレット ライムミント 袋(6粒)

【発売日】 2018年10月9日(火)

【価 格】 133円(税込)

【販売ルート】  コンビニエンスストアならびにスーパーマーケット(北海道エリア限定販売)

【内容量】 6粒

UHAシタクリアタブレット ライムミント 袋(6粒)

(参考)

■アロマ成分複合体「DOMAC(ドゥーマック)」

 シナモンパウダー、低分子化されたライチの種由来のポリフェノール、ドクダミなどに存在する脂肪酸を最適配合。お互いの相乗作用を発揮させることで口内環境を整える、アロマ成分複合体である。

■帝京大学医真菌研究センター

 1983年、帝京大学医学部内の研究機関として設立。抗真菌薬の基礎的・応用的研究をテーマとしており、病原真菌株のカルチャーコレクション、抗真菌薬の薬効評価を中心とする前臨床的研究、病原真菌の遺伝子診断法、透過型電子顕微鏡や走査型電子顕微鏡を使った形態・機能解析など、真菌に関する多様な研究開発を行っている。