2015年度「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」(文部科学省)に本学理工学部の取組が採択されました

2015年06月26日

文部科学省が実施する「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」に、帝京大学理工学部の提案した「多目的宇宙環境利用実験衛星の開発」が採択されました。戦略的研究基盤形成支援事業とは、私立大学が、各大学の経営戦略に基づいて行う研究基盤の形成を支援するため、研究プロジェクトに対して重点的かつ総合的に補助を行う事業です。プロジェクトを遂行するための研究拠点に対して、研究施設・設備整備費や研究費を一体的に補助します。

 

事業概要

【名称】多目的宇宙環境利用実験衛星の開発

【期間】平成27年度~平成31年度(5年間)

全質量が100kg以下の超小型人工衛星は最近世界中で打ち上げられるようになり、その数は年間100機を超える時代に突入してきた。しかし、超高真空な宇宙空間でも1気圧を保持できる密封容器を衛星内部に搭載して打ち上げを成功させたのは、本学開発の"TeikyoSat-3(TS3)"が世界で初めてである。本研究プロジェクトではこの成果に着目し、宇宙空間という特殊な環境(微小重力・高放射線)を利用した実験が無人で行える超小型人工衛星を開発することを目的としている。具体的には、バスシステムが全く同じ2機の衛星を開発して打ち上げ、「生命科学」分野を代表した『細胞性粘菌の挙動を観察する実験』と「物質科学」、「宇宙技術開発」分野を代表した『気液分離現象を観察する実験』を行うことで、多目的宇宙環境利用実験衛星としての有用性を実証する。本衛星により、国際宇宙ステーション(ISS)で行うよりもより短期間でかつより低コストで宇宙環境利用実験を行うことができるようになるものと期待される。