スポーツ医療学科 救急救命士コースの臨床実習

多様な実習によって、救急救命士としての対応力を育成

知識を現場で生かすためには円滑なコミュニケーション能力が必要となります。さまざまな実習を通して、講義で得た知識を確実に身につけるとともに、チーム医療に不可欠なコミュニケーション能力も身につけていきます。

実習スケジュール

実習スケジュール

臨床実習科目

臨床実習Ⅰ・Ⅱ

臨床実習Ⅰ・Ⅱ

臨床実習Ⅰは1年次後期、臨床実習Ⅱは2年次の実習となります。救急救命士としての活動の基礎となる実習です。臨床実習Ⅰは、一次救命処置を学ぶ学外実習に始まります。一次救命処置の知識や技術を身につけるとともに、4年間ともに学ぶ仲間との交流を図り、互いに切磋琢磨していける環境をつくります。学外実習の後は、三角巾の使用方法や搬送資器材の使用方法など、基礎となる知識技術を学内の実習室で身につけていきます。臨床実習Ⅱでは、基本的な知識や技術に加え、病院前救護活動で行う救命処置や医学的根拠に基づく傷病者観察と判断を身につけます。実習室内にとどまらず、屋外やアリーナを使用し、より実践に近い形で搬送法や病院前活動での危険察知能力を身につけます。また、基本を学ぶこの時期は、知識や技術だけでなく人を助ける「心」の成長や、人を助けるための体力づくりも並行して行っていきます。

臨床実習Ⅲ・Ⅳ

臨床実習Ⅲ・Ⅳ

臨床実習Ⅲは3年次前期、臨床実習Ⅳは3年次後期の実習です。2年次までに病院前救護における基本的な救急隊活動を習得しているため、3年次は特定行為(気管挿管・器具を用いた気道確保・静脈路確保・薬剤投与など)を中心に身につけていきます。臨床実習Ⅲでは、一度、救急隊活動から離れ確実な医療行為をめざして特定行為の手技を徹底的に習得します。臨床実習Ⅲが終了すると、病院実習が待ち受けているため、臨床実習Ⅲの最終日には、学生同士で静脈路確保の練習を実施します。臨床実習Ⅳでは、前期で習得した特定行為を実際の現場活動の中で用いることを目標として、さまざまなシナリオを用いた救急隊活動を行います。より、現場に近づけるために、実習室を離れて学内の建物やアリーナを使用した実習も増えます。なかでも狭い外階段や、資器材庫は活動障がいのある現場を想定することができ、医療知識のみならず搬送の重要性も学ぶことができます。

臨床実習Ⅴ

臨床実習Ⅴ

臨床実習Ⅴは4年次の前期・後期を通して行われる学内実習です。3年次までに積み上げてきた知識と技術を用いて、より実践的な救急隊活動について学びます。3年次までは典型的な疾患を中心に実習していますが、臨床実習Ⅴでは災害などの非常時における疾患にも対応できることを目標としています。また、疾患の理解を深めるために、学生自らが実習シナリオを作成し、学生同士で疾患や活動のポイント話し合います。学生がシナリオを作成することで疾患に対する理解を深めるとともに、学生がフィードバックを行うことで指導能力も養うことをめざしています。

臨床実習Ⅵ・Ⅶ

臨床実習Ⅵ・Ⅶは、消防署や病院で行う学外実習です。いずれも、3・4年次の2年間にわたって実施されます。臨床実習Ⅵ(救急車同乗実習)はその名の通り、夏期休業期間中に東京消防庁の各消防署に分かれて実施します。消防署の方々の指導のもと、学内で習得した手技の一部を救急車の中で傷病者に対して実施します。また、臨床実習Ⅶ(病院実習)では、同じく夏期休業期間中に帝京大学医学部附属病院救命救急センターで救命処置や病態のアセスメントを実習し、同院10階西病棟(脳神経外科病棟)では、看護師さんの指導のもと、看護ケアや搬送方法の実習を行います。さらに、臨床実習Ⅶ(病院実習)の中では、老人介護施設でも実習を行い、高齢者の特性やコミュニケーションについて学んでいます。

おもな実習先一覧

帝京大学医学部附属病院、昭和大学病院、公立昭和病院、順天堂大学医学部附属練馬病院、災害医療センター、国立国際医療研究センター、東京医療センター、日本赤十字社医療センター、さいたま赤十字病院、埼玉医科大学総合医療センター、精神科病院(7施設)、老人介護施設(5施設)、東京消防庁管下消防署(16署) ほか

(2017年4月現在)

キーワードで検索