
森一俊研究室

本研究室は、学生の主体性とプレゼンテーションおよびコミュニケーション能力の向上、さらには柔軟性と課題解決および提案力の向上をも志向し社会に貢献可能な人材育成を狙いとします。
研究室の特長
教員名・所属 | 森一俊 / 理工学部機械・精密システム工学科 |
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専門分野 | 内燃機関研究 |
研究テーマ |
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研究キーワード | ディーゼルエンジン、バイオディーゼル燃料(BDF)、排出ガス、ナノ粒子 |
教員紹介URL | https://www.e-campus.gr.jp/staffinfo/public/staff/detail/1489/28 |
先進ディーゼルエンジンを用いた燃料の多様性と健康影響研究~BDF(バイオ・ディーゼル燃料)やオイルおよび後処理装置がナノ粒子に及ぼす影響研究~
ディーゼルエンジンは熱効率や信頼・耐久性が高く、トラックやバスの原動機として社会に貢献しています。NOxやPM(Particulate Matter:粒子状物質)の排出を、EGRおよびNOx触媒やDPF(Diesel Particulate Filter)などの後処理装置の装着により低減し大気環境は著しく改善されています。しかし、一層の燃費改善とCO2の削減、後処理装置のコスト低減や搭載性の向上およびナノ粒子の低減などが必須であり、森研究室ではBDFやオイルを用いたCO2削減とナノ粒子の低減および後処理装置によるナノ粒子の低減・凝集プロセスの探求をテーマとして研究を推進しています。
ナノ粒子の構造や凝集およびその生成過程の調査研究
ディーゼルエンジンから排出されるナノ粒子の粒径やその分布および粒子数は、エンジンの運転条件、燃料やオイルおよび後処理装置を含めたエンジン仕様の影響に伴い変化する事が判っています。しかし、その構造、その生成およびその凝集プロセスについては良く分かっていません。そこで森研究室では、ナノ粒子を電子顕微鏡(TEM)で観察したり、ナノ粒子の組成を分析し、ナノ粒子の構造やその生成および凝集プロセスを予測するための研究を推進しています。
低炭素社会に向けた3S(スロー/スマート/スマイル)ライフの研究
2050年と予想される低炭素化社会実現のためには、化石燃料消費からの脱却が必須条件とも言われますが、現実はそう甘くない事が予測されます。そこで、ライフスタイルの変革が必要ですが、豊かさを享受した人間のライフスタイル変革はなかなか困難です。そこで、森研究室では、人間の移動手段のモビリティ(徒歩、自転車、車、バスおよび地下鉄など)や各家庭のエネルギ(電気・水道およびガス)の使用量に着目、モビリティや家庭のエネルギの使用量とCO2排出量および豊かさの指標を纏める研究を進めています。
演題名 | 学会名 | 研究室 | 内容 |
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ディーゼルエンジンの燃料多様性と低燃費・低CO2化に関する研究 | 大学コンソーシアムとちぎ | 森研究室 | 詳細 |
演題名 | 学会名 | 研究室 | 内容 |
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CO2削減に向けた3S(スロー、スマート、スマイル)ライフの提案 | 日本機械学会 | 森研究室 | 詳細 |
ディーゼルエンジンの燃費低減研究 | 日本機械学会 | 森研究室 | 詳細 |
CO2削減に向けた3S(Slow, Smart, Smile)ライフの提案 | 大学コンソーシアムとちぎ | 森研究室 | 詳細 |
先生方が日々取り組んでいる研究について、どのようなきっかけで取り組むようになったのか、その研究はどのような形で社会に生かされていくのかなど、研究室紹介だけでは紹介しきれない内容や、普段なかなか知ることのできない先生方の研究に対する熱い思いなどをご紹介します。