
渡辺博芳研究室

現代社会は情報通信技術に支えられています。これは教育・学習においても同様で、情報通信技術を活用することで個々の学習者に適応した新たな教育や学習の方法が生まれています。本研究室では、情報通信技術を活用した効果的な教授法や学習法を開発することをめざしています。
卒業研究では、教育・学習活動を支援する情報システムに関する研究を進めています。これらの中には、新たな教授法や学習法を支援するための情報システムや、従来の教授法における事務的な作業を軽減するような情報システムが含まれます。これまでの卒業研究では、グループ討議支援システムの開発、教育・学習におけるSNSの活用、学習支援のためのパーソナルエージェントの開発、タイピング練習ソフトの開発などがあります。一人ひとりの研究テーマとしては、全体システムの一部の機能の開発であったり、先輩の開発したソフトを改良したりするものもあります。教育・学習活動を支援するという視点で新しい情報システムの開発にチャレンジしています。
教員名・所属 | 渡辺博芳 / 理工学部情報電子工学科 |
---|---|
専門分野 | 情報科学、教育工学、教育システム情報学 |
研究テーマ | 教育や学習を支援する情報システムやツールの提案・設計・開発に関する研究 |
研究キーワード | 教育工学、教育システム情報学、教育学習支援情報システム、情報教育 |
教員紹介URL | https://www3.med.teikyo-u.ac.jp/profile/ja.2f381395d4c49d7b.html |
完全習得学習(マスタリーラーニング)は、一人ひとりがある単元の学習目標をクリアしてから次の単元に進めるように、個別学習教材を整えて自分のペースで学習を進ませる学習方式です。情報通信技術を活用して、このように授業期間を通じて学習者個人、あるいはグループのペースで学習を行うような授業方式を開発する研究プロジェクトです。また、そのような授業における学習活動を支援する情報システムとして、学習内容の理解度の自己管理、工程表を用いた学習管理などのシステムの設計・開発を行っています。この研究の一部は科研費の補助を受けています。
アクティブ・ラーニングを導入した授業では、複数の教員が担当したり、ティーチング・アシスタントやステューデント・アシスタントなど学生補助員がついたりして、チームティーチングで行われることが増えています。こうした授業においては、教員と学生補助員から成る教授スタッフが個々の学生の学習状況を把握することが重要になります。そこで、学習者の学習状況を共有することを目的とした情報システムの設計開発を行っています。特に情報電子工学科1年次に反転授業で行われているプログラミング1・2を具体的なターゲットとして検討を進めています。
題名 | 研究室 | 内容 |
---|---|---|
「情報基礎」におけるビデオ講義を用いた反転授業の評価 | 渡辺博芳研究室 | 詳細 |
演題名 | 学会名 | 研究室 | 内容 |
---|---|---|---|
学生アシスタントが主導するグループ学習のための進捗状況管理システム | 情報処理学会第80回全国大会 | 渡辺博芳 研究室 | 詳細 |
先生方が日々取り組んでいる研究について、どのようなきっかけで取り組むようになったのか、その研究はどのような形で社会に生かされていくのかなど、研究室紹介だけでは紹介しきれない内容や、普段なかなか知ることのできない先生方の研究に対する熱い思いなどをご紹介します。