
今井道夫研究室

事故はなぜ起きるのか?どうすれば事故を防ぐことができるのか。ヒューマン・エラーをゼロにすることはできません。できることはエラーの影響をコントロールすることです。人は人であるがゆえにエラーを無くすことはできません。事故はひとつのエラーのみが原因となり発生することは稀で、いくつものエラー(事象)がチェーンのように連鎖した結果として発生します。本研究室では、この連鎖をどこかで断ちきるためにヒューマンファクターズの観点からの要因分析の研究を進めています。
教員名・所属 | 今井道夫 / 理工学部航空宇宙工学科ヘリパイロットコース |
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専門分野 | 航空機操縦学 |
研究テーマ | 航空安全 |
研究キーワード | ヒューマンファクター、要因分析、再発防止、未然防止、安全文化 |
教員紹介URL | https://www3.med.teikyo-u.ac.jp/profile/ja.9dc342b06019c20a.html |
ヘリコプター事故とヒューマンファクター
過去のヘリコプター事故を検証し、それにかかわるヒューマンファクターを考察します。最近も、ヘリコプターの事故が続き、残念なことですが尊い命が失われています。帝京大学ではプロのヘリコプター・パイロットをめざす学生を教育していますが、この操縦実習の基礎教育の段階から安全意識を持つことが必要です。過去に起きた事故事例、インシデント事例、ヒヤリハット情報を調べることにより、その発生メカニズムを分析し、発生要因を研究することにより再発防止、未然防止のために何をするべきなのかを追求しています。空の上では、どんなにシステムが発達しても最後は人間が判断しなければなりません。
先生方が日々取り組んでいる研究について、どのようなきっかけで取り組むようになったのか、その研究はどのような形で社会に生かされていくのかなど、研究室紹介だけでは紹介しきれない内容や、普段なかなか知ることのできない先生方の研究に対する熱い思いなどをご紹介します。