常岡 圭太さん
常岡 圭太さん

子どもたちに寄り添い、 教育現場の問題解決に取り組みます

Q1. 教員をめざしたきっかけを教えてください。

「誰にでも思いやりの心をもち、人を大切にする子ども」を育てたいと思ったからです。小学生のとき、人間関係があまりうまくいかず苦労しました。しかし、担任の先生が親身に相談にのってくれ、学校生活を楽しく過ごすことができました。また、高校生の時の恩師には「人」の大切さを教えていただきました。現在もいじめ・不登校という問題がある中で、自分の経験を還元しながら思いやりのある子どもを育てたいと思っています。

Q2. 入学後、教員になるために取り組んだことを教えてください。

2年生の時は週1回特別支援学校で1年間、3・4年生では週2回小学校でボランティア活動を行っていました。実際に現場で子どもとかかわりながら授業を見学したり、補助をしたりする中で教える楽しさや難しさを学ぶことができました。また、サークル活動やアルバイトで異なる世代の人とかかわることを通して、コミュニケーション能力を高めることもできました。さまざまなことに積極的に挑戦し経験を積む中で理想の教員になれるよう努力しました。

Q3. 教職センターを利用してどうでしたか?

教職センターの先生方には、論作文・個人面接・集団討論を指導していただきました。論作文では自分だけの型を考える中で、何度もくり返し添削をしていただきました。面接・討論では厳しく指導をしていただいたので、本番の試験に自信をもって臨むことができました。また、不安や悩みも真剣に聞いてくださって精神的な支えになりました。

Q4. 教員採用試験の対策を教えてください。

一次試験はスケジュールを立てて勉強をしていました。毎日目標を立てることでモチベーションを高くもって勉強に打ち込むことができました。二次試験の対策は、仲間と一緒に毎日面接・討論の練習をしました。お互いの面接の様子を見合い、意見交換を繰り返して質を高めます。採用試験を通して、仲間の大切さに気づくことができました。

Q5. 教育実習で学んだことを教えてください。

「児童理解」と「授業準備」の大切さを学びました。児童理解は授業だけではなく、学校生活全体を通して理解するものだと知りました。授業以外に子どもと積極的にかかわるうちに、少しずつ信頼関係を築くことができるようになりました。また、よく子どもを理解をしたうえで授業準備をしないと意味がないことも学びました。どのような教材・資料・発問を準備したら子どもが楽しく学べるかを試行錯誤する日々が続き、とても苦労しました。1カ月という短期間の中で、指導教官をはじめ多くの先生方から学んだ経験を4月からの教員生活に生かしていきます。

Q6. めざす教員像を教えてください。

「子ども一人ひとりに親身に寄り添い、常に笑顔で接し、子どもの可能性を引き伸ばせる」教員になりたいです。そのために子どもとの時間を大切にして、あたたかい信頼関係を築くことを心がけたいです。また、家庭や地域と積極的にかかわり、一緒になって子どもを成長させていける教員になりたいです。

Q7. 教員をめざす在学生にアドバイスをお願いします。

大学生活はあっという間に終わってしまいます。限られた時間の中で教員になるための資質を身につけなければいけません。例えば、ボランティアに参加し現場で子どもとかかわる時間をつくることをおすすめします。ボランティアの中で先生方の授業を見学したり、お話したりして多くのことを吸収してください。また教員採用試験は個人戦ではなく、団体戦だと私は思います。良き勉強仲間を見つけ、お互いに切磋琢磨していってください。応援しています。