白石 咲也香さん
白石 咲也香さん

サポートが必要な子どもたちが自ら「やりたい!」と 思える活動の場を創出していきます

Q1. 教員をめざしたきっかけを教えてください。

特別支援学校教諭の存在を知り、高校3年生の春に児童デイサービス施設でボランティアを行ったのがきっかけです。ボランティアを通して、障がいのある子どもは支援の工夫によってはできることが増え、苦手なことを克服することができると知りました。そこで子どもが将来自分の力に自信をもち、その力を発揮しながら生きていくことができるよう、教員としてその道しるべを作っていきたいと思うようになりました。

Q2. 入学後、教員になるために取り組んだことを教えてください。

日々の授業に真剣に取り組みました。模擬授業や指導案作成では、子どもの興味関心を引くような導入の工夫や、活動のつながりを意識した授業づくりを心がけました。さまざまな視点から考える力を身につけることができたのではないかと感じます。また4年間初等教育バレーボール愛好会に所属していました。楽しくバレーボールをするだけでなく、ともに教員をめざす仲間や先輩と情報共有をしながら、教員になるという気持ちを高めることができました。

Q3. 教職センターを利用してどうでしたか?

教職センターの先生には、何もわからない状態から小論文や面接、模擬授業を丁寧に指導していただきました。先生方の貴重な経験談をもとに、自分の教師像とは何かを問いただすこともできました。時には不安になり自信をなくしている私もいました。しかし、指導していただくなかで、何度も先生方からの励ましの言葉を受け、自分でも成長している実感を持ちながら試験対策に取り組むことができました。先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。

Q4. 教員採用試験の対策を教えてください。

大学推薦をいただけたので、二次試験に行う面接と模擬授業を中心に練習を行いました。面接では、自己分析を行い自分の軸となるものを明らかにして、どのような質問にも対応できるよう教職センターの先生方や友人と繰り返し練習を行いました。また、模擬授業では子どもの実態を細かく想定したうえで指導内容を考えました。特別支援教育専門の先生に授業展開についてアドバイスをいただきながら、同じ校種のメンバーとお互いに授業を見せ合い意見交換を行いました。

Q5. 教育実習で学んだことを教えてください。

実態把握を行う大切さを学びました。子どもの得意なこと、苦手なことを把握し、どのような手立てを行えば、子ども自身の力でできるようになるかを知ることが重要であると学びました。小さな成功体験を積ませながら、子どもが「やりたい!」と自分から活動に参加できるような場を設定していきたいです。授業づくりでは、子ども一人ひとりにあった課題を設定したうえで、教材を作成する大変さを実感しました。毎回の子どもの課題への取り組み状況を観察し、その都度教材を改善することで、子どももできる実感を味わいながら課題に取り組むことができるのではないかと感じました。

Q6. めざす教員像を教えてください。

「この先生となら頑張ってみよう」と思われるような信頼される教員です。常に子どもと真正面から向き合い、子どもにとっての適正な方法は何なのかを考え続けられる教員になりたいです。そして、子ども一人ひとりの良さを引き出し、誰もが活躍できる学級を作っていきたいです。

Q7. 教員をめざす在学生にアドバイスをお願いします。

試験勉強を行っていると、自分に自信を無くしてしまうことがあるかと思います。しかし、教職センターの先生方やともに教員をめざす仲間の力はとても大きなものであり、自分自身にとって大きな励みになります。一人で乗り越えようと思わず、近くにいる仲間の存在を忘れないでください。自分の強みを自信に変えて、最後まであきらめずに頑張ってください。応援しています。