江口講師が帝京大学中学・高等学校で特別授業を行いました

2019年10月23日

2019年9月10日(火)、帝京大学宇都宮キャンパス総合基礎科目講師 江口建が、帝京大学中学・高等学校で実施している「教養講座」にて中学1年生を対象とした特別授業を行いました。教養講座は、生徒たちの知的刺激を喚起し、将来に資することを目的としています。当日は「道徳を哲学する」をテーマに、約130人の生徒と教員8人とともに、人の命にかかわる状況においてどのように倫理的な判断を下すのか、ということについて考えました。哲学上の有名な思考実験を取り上げ、大いに議論し盛り上がりました。

生徒たちからは、「あたりまえを疑うことの重要性を知った」「普段の生活でいかに自分が情報を鵜呑みにしているかあらためて気づいた」という感想や、「人から聞いた話や教科書に書いてあることを鵜呑みにするのではなく、自分で疑問をもって考えることが大事だとあらためて思った」という気づきが多く見られました。また、「条件設定を変えるだけでみんなの意見が次々に変わっていく様子に驚いた」「他の人の意見を聞いて自分の意見が揺れるのはなぜだろう」という自問があり、この特別授業が「問い、考える」きっかけになったことがうかがえました。そのほかにも「他の生徒の意見を聞くといろいろな意見があっておもしろい」というコメントが多数見られ、江口講師は「普段からもっと生徒同士が互いの意見を聞き合う授業があってもいいのではないかという印象を受けた。授業を通して生徒たちに伝えたかったことが伝わった」と話しました。教員の立場からも、今後の教育スタイルについて熟考するよい機会となりました。

 

江口 建 講師 紹介

帝京大学 総合基礎科目講座 講師

■専門分野: ドイツ現代哲学、現象学(特にフッサールの現象学)、自我論、時間論、身体論、地域論、教育手法(アクティブラーニング)、哲学対話、子どものための哲学、禅仏教における「食」の倫理