小林靖之講師と卒業生の共著論文が電気学会論文誌に掲載されました【理工学部】

2018年01月12日

2018年1月1日(月)、帝京大学理工学部情報電子工学科 小林靖之研究室の卒業生である菊元大地さんと同研究室の小林靖之講師の共著論文「変調光と位相検波器を用いたモジュール内セル電圧の非接触推定」が、「電気学会論文誌B(電力・エネルギー部門誌) vol.138, no.1, pp.45-52 (2018)」 に掲載されました。

 

論文内容は以下のとおりです。

太陽電池モジュール(パネル)内の太陽電池セル1枚が故障した場合、モジュールの出力電流が減少するものの、完全密封されたモジュール内の太陽電池セル1枚の電圧といった情報を発電中に非破壊で測定することは非常に困難です。

モジュール内の電圧を調べたい太陽電池セルに断続変調させたレーザ光を照射すると、モジュール出力電流にレーザ光と同期した微弱信号が見られます。このとき、レーザ光を受けた太陽電池の動作電圧に応じて微弱電流の大きさも変化する現象と、この微弱信号の大きさを特殊な測定器である位相検波器を使用して抽出することで、太陽電池セルの電圧を推定することができるようになります。

 

菊元さんは、卒業研究でこの方法の提案と検証実験を行なった成果を2017年電気学会全国大会にて「7-019 変調光と位相検波器を用いたモジュール内セル電圧の推定」として口頭発表しました。

 

2017年3月、さらに詳細な考察を付け加えて小林講師と菊元さんの共著論文として、電気学会に投稿し、電気学会論文誌への掲載となりました。

 

この論文は原理の検証実験の成功と今後の課題を論じていますが、メガソーラーシステムなど、屋外での実地計測を将来に実現するため、小林靖之研究室では同実験の改良研究を続けています。