2018年度「冬の公開講座」を開催しました【冲永総合研究所】

2018年12月07日

2018年11月26日(月)・12月4日(火)、帝京大学霞ヶ関キャンパスにて冲永総合研究所「冬の公開講座」を開催しました。

今回は同研究所助教 佐々木淳希、鈴木理彦、ならびに、名誉教授 小林秀明の3人が講師を務め、それぞれの専門分野に関して各2回の講演を行いました。

佐々木助教の講演では、「ドイツにおける移民と労働」というテーマで、ドイツ社会を揺るがす大問題となっている移民・難民問題に関して、その歴史的背景を労働という観点から説明を加え、「人」としての移民・難民をめぐる複雑な構造を解説しました。

鈴木助教の講演では、「戦前の横浜」と題し、横浜が都市としてどのような経緯を経て現在の容貌を得るに至ったか、その基礎となった戦前の都市開発を概観しました。都市としての拡大から、アメリカやヨーロッパも含めた世界経済の情勢まで視野に収め、当時の横浜市民の生活が変貌していく様相を明らかにしました。

小林名誉教授の講演では、赤坂離宮が東宮御所として建設され迎賓館として利用されるに至った経緯と皇室のご活動との関連を、元東宮侍従長・迎賓館館長という経歴から得られたエピソードや写真資料を交えて紹介しました。余人の知ることのできない情報が盛り込まれ、今後の皇室のあり方を考えるうえでも重要な示唆がありました。

我が国においても入管法改正による外国人労働者の受け入れや、今上天皇の退位と新天皇の即位が社会的な議論となっている折でもあり、活発な質疑応答が行われ、これらの問題に対する関心の高さが窺えました。

2日間で延べ188人の方にご参加いただき盛況のうちに終了しました。次回は、2019年3月の開催を予定しています。みなさまのご参加をお待ちしております。