2017年度第2次調査報告(5)国際協力活動:キルギス共和国・国立科学アカデミーの収蔵庫の改修

国際協力活動

キルギス共和国・国立科学アカデミーの収蔵庫の改修

 2016年4月より、帝京大学シルクロード学術調査団と国立科学アカデミーは共同でアク・ベシム遺跡の発掘調査を実施しており、これまで多量の考古資料が出土している。また、保有する資機材も増えてきていることから、出土資料及び資機材を保管する収蔵庫を確保することが不可欠かつ急務となっていた。

 2017年4月の時点では、40フィートコンテナ(約12×2.5m)を購入し、科学アカデミーの敷地に設置することとで合意がなされていた。しかしながら、今回、先方から空いている倉庫を改修して収蔵庫として利用することが可能であるとの提案があったことから、当初のコンテナ購入を変更し、収蔵庫を改修することとした。

・収蔵庫の建物は科学アカデミーの建物の裏の敷地に位置している。大きさは長さ40×幅15mであり、3つの部屋からなっており、そのうちの西側の1室(15×5m)を収蔵庫として改修することとした。

・屋根材の張替え(対象部屋部分のみ)、天井材の張替え、内壁のセメント塗り付け、床のセメント張り、電気設備の整備を行った(8月23日開始、9月1日終了)。

・これによって、コンテナと比較して床面積で約2.5倍の収納空間を確保することができた。

・さらに、科学アカデミーから、その隣の1室(15×5m)についても利用が可能であるとの提案があったことから、提案を受け入れ、追加で改修を行うこととした。

収蔵庫第1号室(改修終了分)

IMG_7191 IMG_7193

IMG_7197 IMG_7194

IMG_7203 IMG_7206

収蔵庫第2号室

IMG_7217 IMG_7218

ページのトップへ戻る

l