シルクロード学術調査団 2017年度 第1次調査速報 vol.6

第1シャフリスタン東壁地区の調査

第1シャフリスタンにあるネストリウス派キリスト教寺院の東側の壁には、かつて調査されたトレンチが残っていました。

今回の調査では、この場所を再発掘して壁の構造を確認することにしました。

 

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調査前は、草で覆われ埋もれた状態でした。

 

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調査後の状況。壁の断面をみると、水平に何層も積み重ねられて築かれていました。

これは中国の版築工法に似たもので、中央アジアでみられる構築方法とは明らかに異なることがわかりました。

 

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本調査は、日本学術振興会科学研究費補助金基盤研究B(海外学術調査)(課題番号15H05166)研究代表者 山内和也「中央アジア、シルクロード拠点都市と地域社会の発展過程に関する考古学的研究」と連携して実施している。

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