超音波セラノスティックスシステムの実用化を目指す研究拠点の形成
超音波セラノスティックスシステムの実用化を目指す研究拠点の形成

新たな分野を開拓することにより、世界でも先駆的な研究となります

超音波造影剤の開発は、大手製薬企業では市場性が小さいと敬遠されていますが、多くの臨床医は現行の造影剤に限界を感じ、新しい造影剤や治療薬を必要としています。また、超音波装置の小型化と高性能化の開発は速く、本バブル製剤とのコンビネーションは、低侵襲的なセノスティックスシステムという新たな分野を開拓することになります。

研究名 超音波セラノスティックスシステムの実用化を目指す研究拠点の形成
事業番号 S1311015
研究代表者 丸山一雄教授
プロジェクト期間 2013年度~2017年度
関連情報 帝京大学薬学部 薬物送達学研究室(DDS研)

研究概要

セラノスティックス
第1回研究会「キックオフミーティング」

セラノスティックス(Theranostics)とはtherapeutics(治療)とdiagnostics(診断)の両機能を有するシステムである。丸山と鈴木は世界で初めてリポソームにパーフルオロプロパンガスを保持させたバブルリポソームの開発に成功し(特許第5491067号)、平成19-21年度に実施したNEDOの委託研究、平成21-26年度に実施した文科省科研費、厚労省科研費およびスーパー特区24(急性脳梗塞治療)、平成22-26年度の医薬基盤所の委託研究などの成果から、診断と治療の両機能を有するバブル製剤の有用性と将来性を確信し本研究に着手しました。

本研究は、これらの成果を踏まえて、実用性に供し得る機能性バブル製剤を新規に開発し、その製剤化を行い、種々の癌や疾患に対する超音波造影診断と治療、更には癌免疫療法や血栓溶解療法への適用について前臨床試験までを行うことを目的としています。

研究テーマ

テーマ1:超音波セラノスティックス製剤の新規開発と製剤化に関する研究

  • 新規バブル製剤の開発と製剤学的評価および安全性評価(丸山一雄教授
  • 新規バブル製剤用素材開発(高橋秀依教授)
  • 新規バブル製剤の機能評価(鈴木亮准教授

テーマ2:超音波セラノスティックス製剤の診断と治療への実用化に関する研究

  • 血栓の造影と溶解療法の開発(鈴木亮准教授
  • 腎疾患に対する診断と治療法の開発(細山田真教授
  • 中枢疾患に対する診断と治療法の開発(出口芳春教授
  • 血管内皮細胞に対する影響(山下純教授
  • 血管新生をターゲットとする診断と治療法の開発(宇都口直樹教授)

成果発表会

第1回研究会「キックオフミーティング」

日時:2013年11月26日(水)16:00~18:00
場所:帝京大学 板橋キャンパス 大学棟5階 大学院セミナー室

第2回研究会「2014年度第1回グループミーティング」

日時:2014年9月3日(水)15:00~17:45
場所:帝京大学 板橋キャンパス 大学棟5階 大学院セミナー室

プログラム ご挨拶 15:00-16:05 プロジェクトリーダー 丸山一雄 (薬学部薬物送達学研究室)

研究報告・

話題提供

15:05-16:00 丸山一雄(薬物送達学研究室)
16:00-16:10 宇都口直樹(製剤学研究室)
16:10-16:20     高橋秀依(有機化学研究室)
休憩
16:35-16:45 細山田真(人体機能形態学研究室)
16:45-16:55 山下純(生物化学研究室)
16:55-17:05 出口芳春(薬物動態学研究室)
17:15-17:25 根岸洋一(東京薬科大学薬学部薬物送達学教室)
17:25-17:35 望月剛(株式会社MU研究所(東京農工大学))
総括・総合討論 17:35-17:45 プロジェクトリーダー 丸山一雄
参加者

・帝京大学薬学部

・薬物送達学研究室:丸山、鈴木、小田、小俣、Unga 【大学院生】宇留賀、杉井

・製剤学研究室:宇都口、野村、平田

・有機化学研究室:高橋、若松

・人体機能形態学研究室:細山田、富岡

・生物化学研究室:山下、松本

・薬物動態学研究室:出口

・帝京大学 中央実験動物施設:坂本、高瀬

・東京薬科大学 薬学部 薬物送達学教室:根岸

・株式会社MU研究所:望月

第3回研究会「2014年度第2回グループミーティング」

日時:2015年2月23日(月)13:30~17:00
場所:帝京平成大学 中野キャンパス 3階301教室 (帝京平成大学との合同セミナーとして開催)

プログラム 開会の辞 13:30-13:35 堀江利治(帝京平成大学)
研究内容報告 13:35-15:05 丸山、野村、細山田、山下、小田(帝京大学)
休憩
15:20-16:50 石田、平、西川、Jesmin Akter(帝京平成大学)
学内ご案内 16:50-17:20  
懇親会 17:30-20:00  
閉会の辞   安西偕二郎学部長(帝京平成大学)
第3回研究会の様子01
第3回研究会の様子02

第4回研究会「公開セミナー」

日時:2015年5月25日(月)15:00~17:00
場所:帝京大学 板橋キャンパス 305教室

プログラム 挨拶 プロジェクトリーダー 丸山一雄(薬学部薬物送達学研究室)
講演

『Targeted Nanomedicine and Theranostics』
Gert Storm教授 ユトレヒト大学(オランダ) 詳細はこちら 

報告

参加者60名(帝京大:40名、学外:20名)

超音波照射による照射部位の温度上昇とドキソルビシン内封温度感受性リポソームの組合せによる前臨床試験の内容は、本プロジェクトとも関連性が高く有意義な内容であった。

第4回研究会の様子01
第4回研究会の様子02

薬学科の紹介

医薬を科学する薬剤師を養成します

薬学科

医療の高度な知識や技術だけでなく、化学などの基礎分野を学び、科学の目も併せもった人間性豊かな薬剤師を養成します。医学部附属病院などの充実した医療教育環境を活かし、実践的な実務教育を行っています。

薬学科