福島 陸さん
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学部・学科
教育学部 初等教育学科 初等教育コース
合格した自治体
横浜市教員採用選考試験合格(小学校)

Q1. 教員をめざしたきっかけを教えてください。

「先生」という職業に憧れがあり、進路として決めたのは大学受験を控えた高校3年生の秋頃でした。当時、高校までの通学路にあった地元の小学校を毎朝見ているうちに、自分も子どもたちの前に立って、あの笑顔を見てみたいと思うようになり、小学校の教員をめざすようになりました。そして大学に入って小学校という世界をいろいろ知っていく中で、その夢がより確かなものになりました。

Q2. 入学後、教員になるために取り組んだことを教えてください。

小学校教諭免許以外にも、教育をさまざまな視点から捉えることができるように、特別支援学校教諭や認定心理士についての講義を履修するなど、教員としての資質や自身の教養を高めるための努力をしました。また、実際に生徒や現場の先生方と接する小学校の自然教室の引率や学習支援ボランティアを経験することで、教育観を高めました。教員採用試験対策では、この経験が最大限活用されたと思います。

Q3. 教職センターを利用してどうでしたか?

教員採用試験対策を進めるうえで心の拠り所のような存在でした。幾度となく通い、その度にたくさんの助言をいただきました。それが教員採用試験の勉強に対する不安の払しょくに繋がったと思います。教職センターの先生方はどんな時もにこやかに、そして親身になってサポートをしてくださいました。今回、採用試験に合格できた要因として、教職センターのサポートは本当に大きかったと実感しています。

Q4. 教員採用試験の対策を教えてください。

大学推薦選考をいただくことができたため、面接練習や模擬授業を中心に取り組みました。今年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり、例年なら実施されるはずの試験内容が減らされる事態もありました。不安が募る中での試験でしたが、教員をめざす仲間と毎日のように大学に足を運び、励まし合いながら勉強をしていくことで自信をつけていきました。

Q5. 教育実習で学んだことを教えてください。

子どもたちとの信頼関係の大切さです。教育実習で6年生の学級に配属されましたが、思春期という難しい年齢を迎えた子どもたちとのコミュニケーションは、本当に大変でした。そのような中でも、実習中に多く会話をした子どもたちであればあるほど、授業実践で助けてくれた感覚があります。その経験から、子どもたちとの信頼関係がどれだけ大切なのかを学ぶことができました。また、指導の見通しが不鮮明なまま体育の授業実践をした際、全くまとまりのない授業になったことから、指導の見通しをしっかりと持つことの大切さを学びました。

Q6. めざす教員像を教えてください。

相手の立場にたってどんなことが喜ばれ感謝されるのかを考えることができる、人の心を傷つけることは絶対にいけないということを理解できる、そのような思いやりのある子どもを育てる教員になりたいです。そのために、人の心に寄り添った指導を心掛けたいです。

Q7. 教員をめざす在学生にアドバイスをお願いします。

よく「受験は団体戦」という言葉が使われますが、これまでの自分はその言葉をあまり信じていませんでした。しかし、教員採用試験の勉強期間を通してその言葉の大切さに気づくことができました。同じ目標に向かってがんばる仲間の存在は、悩みを共有したり、互いに指摘し合ったり、労い励まし合ったり、本当に大きな力となります。ぜひ、仲間を作って切磋琢磨してほしいと思います。ともに喜び合う未来を勝ち取ってください!