布下 翔太郎さん
布下 翔太郎さん

教職センターのサポートのおかげで、小論文が得意分野になりました

Q1. 教員をめざしたきっかけを教えてください。

中学受験を勧めてくださり、私の人生を変えてくださった小学校の担任の先生に憧れたことで、教員をめざすようになりました。また教育実習に行き、実際に子どもたちと触れあい、授業をしたり、ともに運動会に臨んだりと多くの貴重な体験をすることができました。教育実習を終えて、教員は非常にやりがいのある仕事であると思い、教員になりたいという思いを強めることができました。

Q2. 入学後、教員になるために取り組んだことを教えてください。

概論や指導法の中での模擬授業です。一回一回の授業を大切にするように心がけていました。授業をする相手は大学生の友人たちですが、小学生の子どもたちであるとしっかりと意識をして、準備をしました。ペアやグループを組んだ友人とたくさんアイディアを出し合い、どうしたら受ける側が興味をもって授業に取り組めるのか、どうしたら授業を楽しめるのかを考えながら、作り上げていきました。

Q3. 教職センターを利用してどうでしたか?

教員採用試験の対策でとてもお世話になりました。特に私は、小論文の添削で教職センターを利用することが多かったです。私は小論文を書くのが苦手だったのですが、何度も何度も通って添削していただき、教員採用試験のために適した表現や内容を丁寧にご指導いただきました。その結果、逆に自分の得意分野にすることができ、本当にありがたかったです。

Q4. 教員採用試験の対策を教えてください。

私は人前に出るととても緊張してしまうタイプで、教員採用試験の中で個人面接が最も苦手でした。そのため毎回の練習に集中し、少しでも緊張に慣れようと努力しました。また、試験直前は、大学は夏休みに入っていますが、仲の良い友人や学校に来ている友人と練習していました。他の自治体の練習につきあい、面接官役をたくさん経験することで自分の学びにもなりました。

Q5. 教育実習で学んだことを教えてください。

教育実習では、全力で子どもたちとのコミュニケーションをとることを初日から心がけていました。授業には全力で挑み、休み時間は全力で遊び、運動会の練習も全力で子どもたちと頑張りました。その結果、何事にも全力で子どもたちと向き合うことで、子どもたちも全力で応えてくれることを学びました。授業では「わかりやすかった!」「先生の授業楽しい!」と言ってくれたり、普段あまり感情を表に出さない子が最終日に泣いてくれたりしたことがとても嬉しかったことを覚えています。この先教員としてだけでなく、全ての場面において何事にも全力を出そうと思えた実習でした。

Q6. めざす教員像を教えてください。

私は子どもたちの良さや可能性を引き出すことのできる教員をめざします。子どもたちには一人ひとりに良さや可能性が必ずあります。それを見つけ、引き出し、伸ばすことは子どもの人生に大きくかかわるのではないかと思います。そのために子どもたちとたくさんかかわり、良いと思ったことはしっかり褒めてあげたいと考えています。

Q7. 教員をめざす在学生にアドバイスをお願いします。

「人事を尽くして天命を待つ」こんな言葉があります。私の座右の銘です。自分にできることはやりきったうえで、結果がどうなるのかは天に任せる、という意味です。これは教員採用試験だけでなく、教員をめざすためのすべての場面において言えることだと思います。模擬授業もそうです。教育実習もそうです。もちろん採用試験の勉強もそうです。教員になるためにできることはすべてやる、という気持ちで頑張ってください。応援しています。