森下 稜也さん
森下 稜也さん

受験は団体戦!仲間や教職センターのサポートの おかげで夢への第一歩を踏み出すことができました

Q1. 教員をめざしたきっかけを教えてください。

11歳離れた小学生の弟に算数を教えた際に、笑顔で「わかった!できるようになった!」と言ってもらえたことがとても嬉しく、教えることにやりがいを感じたからです。また、小学校6年生の時の担任の先生がいつも明るく接してくれたこともあり、毎日楽しく学校生活を送ることができました。このことから、私も子どもたちと毎日楽しく遊んだり、勉強をしたりしてともに成長していきたいと思いました。

Q2. 入学後、教員になるために取り組んだことを教えてください。

実際の教育現場について知りたかったので、さまざまな学校でボランティアや宿泊体験活動などに携わりました。そこでは、多くの子どもや先生とかかわる機会があったので、実践的な学びになりました。教職関係の内容について深く学びたかったので、大学の講義や外部のセミナーなどにも積極的に参加し、自分に足りないものをその都度補うようにしました。

Q3. 教職センターを利用してどうでしたか?

教職センターを利用していなければ、教員採用試験に合格できなかったと思います。教職センターの先生方は小論文の添削をはじめ、さまざまな不安や悩みやたわいもない話なども一生懸命聞いてくれました。どの先生方もとても優しく私たちのことを第一に考えてくれます。試験のことで悩んだり不安になったりした時には、ぜひ行ってみてください。力になってくれます。また、教職センターには、最新版の参考書や教育にかかわる雑誌も多数置いてあるので、時間があるときに見に行くことをおすすめします。

Q4. 教員採用試験の対策を教えてください。

まずは自分の受ける自治体の過去問を解いてみるといいと思います。出題される問題や傾向を知ることで、効率良く勉強ができます。一人で勉強する時間も大切ですが、友人と問題を出し合い、解説や説明をするアウトプットの活動も有効だと思うので実践してみてください。また、試験ではどこの自治体も面接が重要視されます。面接ノートを作り、面接内容や質問をまとめておくといいと思います。

Q5. 教育実習で学んだことを教えてください。

教育実習では、一つでも多く褒めたり良いところを見つけたりすることで、子どもと良好な信頼関係を作ることができると学びました。学校生活では授業をはじめ、休み時間や掃除の時間など、子どもとかかわる時間が多くあります。その中で、拍手やハイタッチを織り交ぜながら褒めることで、自然と子どもたちとの関係がよくなりました。学級全体の様子を見て褒めることは大変だと思いますが、子どもは毎日少しずつ成長しているので、できるようになったことや頑張っていることを積極的に褒め、良いところを伸ばしてあげると学級全体の雰囲気も良くなります。先生が子どもの様子をしっかり見ることの大切さを改めて感じました。

Q6. めざす教員像を教えてください。

子どもと一緒に考えて行動し、成長できる教員をめざしています。そのために、学校生活の中では子どもの理解を大切にしていきたいと思います。そして、子ども一人ひとりの考えに寄り添い、適切なアドバイスができるようになりたいです。子どもから教わることも多くあるので、日々の学びを大切にしていきます。

Q7. 教員をめざす在学生にアドバイスをお願いします。

「受験は団体戦!」この言葉を大切にしてほしいと思います。私自身、周りの友人や先生方のおかげで合格することができました。友人と切磋琢磨しながら勉強に励むことで辛い試験も楽しく乗り越えられます。困ったり悩んだりしたら、どんどんまわりを頼ってください。自分の弱さを見せることも合格する上で欠かせないものになるので、ありのままの自分で突っ走っていきましょう。応援しています。