口腔カンジダ症の予防(治療)研究

真菌症の予防(治療)に役立つ研究開発を行っています

今後さらにヒトの常在細菌が真菌との相互作用によって真菌症を制御する可能性について研究していきたいと考えています。

口腔カンジダ症の予防(治療)研究として、原因菌であるCandida albicansと直接相互作用をする乳酸菌について研究を行いました。その結果、乳酸菌の中にはC. albicansに直接付着することによって、C. albicansの口腔内組織への付着および菌糸形発育を阻止することにより口腔カンジダ症の発症を抑えることのできる菌がいることがわかりました。(写真参照)この研究成果はプロバイオティクスとしての乳酸菌の抗真菌活性の1例といえます。

菌糸形発育したカンジダ菌およびカンジダ菌に付着した乳酸菌の蛍光顕微鏡像

FUN1染色像

FUN1染色像。菌糸形発育したカンジダ菌の周囲を細かい粒子状の乳酸菌が取り囲んでいます。

同一プレパラートのカルコフローラ・ホワイト染色像

同一プレパラートのカルコフローラ・ホワイト染色像。カンジダ菌の細胞壁を構成するb-グルカンのみが青白く染色されています。

■参考文献:Sanae A. Ishijima et al. Appl Environ Microbiol, 78; 2190-9, 2012.

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