
研究・活動

共通教育センターは、八王子キャンパスに設置されている経済学部・法学部・文学部・外国語学部・教育学部の共通教育の充実を図るための取り組みを行っています。本センターの中に、共通教育担当、言語教育担当、情報教育担当の3つの担当を設けて、共通教育に関する活動を進めています。 また、実際に学修の場を設けるなどの活動も行っています。
本センターは、共通教育担当、 言語教育担当、 情報教育担当の3つの担当のもとに、以下の4つの委員会を立ち上げています。
主に総合基礎科目全体について科目構成・内容・教育方法などのさまざまな在り方を検討して具体的な提案を行います。2020年度は、文系学生を想定したデータサイエンス導入教育等の社会変化に対応した科目の方向性、普遍教育としての総合基礎科目の在り方などを議論し、先行して部分的にデータサイエンス教育ビデオ教材等の開発も行っています。また、新型コロナウイルス感染症対応として、ニュー・ノーマル時代も見据えた共通教育の提供方法も検討しました。
Placement TestとAchievement Testの開発と実施に関わり、1年生、2年生の英語力を測定し、学生が適正なレベルのクラスで学習できるようにしています。また、語彙力の底上を図るため、単語副教材の制作も行っています。
八王子キャンパスでは全学部の学生を対象にした言語科目として、第二外国語(フランス語、ドイツ語、スペイン語、ロシア語、中国語、コリア語)の授業が設けられています。本検討委員会では、大学における第二外国語教育はどうあるべきかといった根本的な問題をはじめとして、個々の言語に即して具体的に何をいかに学ばせるか等、さまざまな問題を検討し、実際の授業に反映させるよう努力しています。
情報リテラシー教育の充実をめざします。各学期の終わりに、MR(Minimum Requirement)の達成度を測る効果測定を実施し、その結果を基に教育効果をより向上させるためシラバスの改良を試みています。また、MRの改良にも取り組んでいます。
ライフデザイン演習用推奨テキスト「大学でどう学ぶか」の編集・発行
「大学でどう学ぶか」は、本学八王子キャンパスの必修科目「ライフデザイン演習Ⅰ・Ⅱ」で、アカデミック・スキルズを学習するためのテキストを想定しており、本センターの前身である総合教育センター(導入教育検討委員会アカデミック・スキルズ・ワーキンググループ)が編集しました。
2013年度にテスト版を刊行後も改訂を重ね、現在は第3版が使用されています。2017年度までは毎年新入生に冊子を配布していましたが、2018年度からは八王子キャンパスのポータルサイトでPDF版を公開しています。
ライフデザイン演習 再履修対象者の学修実態調査と授業改善
高等教育開発センターの2017年度SoTL助成プログラムにライフデザイン演習再履修対象者の学修実態調査と授業改善が採択されました。調査結果はSoTL助成プログラム報告会を経て「帝京大学高等教育開発センターフォーラム」第6号(2019)に紀要論文として掲載され帝京大学教育・研究リポジトリにて公開しています。
帝京大学高等教育開発センターフォーラム 第6号(2019)| 帝京大学教育・研究リポジトリ