帝京大学中長期計画 学長メッセージ

「自分流」の確かな実現に向けて格段の努力を続ける覚悟です

  帝京大学(以下、「本学」という。)の建学の精神は、「努力をすべての基とし偏見を排し幅広い知識を身につけ国際的な視野に立って判断ができ実学を通して創造力および人間味豊かな専門性ある人材の養成を目的とする」であり、この理想を高等教育の場を通して実現するために本学を設立しました。

  建学の精神に盛り込まれた理想を実現するため、本学は学生が持つべき行動指針として「自ら問題意識をもって行動し、それによってもたらされる結果に対しては、自分で責任を持つという生き方」をあらわす教育理念、すなわち「自ら立ち自ら律する人間であることを期待する言葉」である「自分流」を掲げ、本学教員が教育を行うに当たって、また、学生が学ぶに当たっての根本理念としてこの「自分流」を位置づけています。これは、「21世紀のグローバル社会において活躍できる人材、即ち自分で問題意識を持ち、自分で考え判断し、自分で行動し、そしてその結果に責任を持つことができる人材の育成」を意味しており、単に知識・理論・技術の獲得のみならず、それらを創造的・有機的に活用し、これからの社会をたくましくかつ正しく生き抜く力、すなわち強い人間力を併せ持つ人材の育成を教育目標として掲げています。

  この教育理念は、また、「新しい知識・情報・技術が政治・経済・文化をはじめ社会のあらゆる領域での活動の基盤となり、飛躍的に重要性を増す社会」、いわゆる「知識基盤社会」の中で、生涯学習の理念や生きる力の育成を重視する最近の教育改革の課題意識に合致するものであり、我々は、その先見性を自負しつつ、「自分流」の確かな実現に向けて格段の努力を続ける覚悟です。

  また、建学の精神に則った人材を育成するためには、意志と知恵と判断力、そして精神的包容力、即ち知・情・意をバランスよく醸成することが肝要です。そのための具体的な教育指針として「実践を通して論理的な思考を身につける『実学』」、「異文化理解の学習・体験をする『国際性』」、「必要な知識・技術を偏ることなく幅広く学ぶ『開放性』」を掲げています。これら三つの言葉は、教育の内容とその方法を規定するものであり、教育理念を豊かに実現するための必要条件といえるものです。

 

  本学は、昭和41年の設立以来、時代の要請に呼応して、新学部の設置、留学制度の整備、入試制度の改革等を断行してきましたが、今日のように変化の激しい不透明な時代に、本学の教職員が目指すべき方向性を明確にし、そして建学の精神、教育理念及び教育指針を具現化するため、5年から10年後までに達成したいと考えている行動計画を策定しました。

 

帝京大学学長 冲永佳史

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