選択制臨床実習(BSC)海外実習プログラム

海外病院での臨床実習を通じ、国際的で、人間味豊かな医師を養成します

医学部では、6年次に12週間のクラークシップ制による選択制臨床実習[Bedside Clerkship (BSC)]を行っています。学生1名に対し指導医が1名つき、患者面接・診察・採血・検査・病歴記載を許容範囲で実際に行います。
そのなかで、希望者の選抜によりケンブリッジ大学やハーバード大学の関連病院での海外実習プログラムを実施しています。

プログラムの特色と実績

海外実習プログラム

本学の建学の精神に基づき、「学生の幅広い知識と国際感覚の養成により、人間味豊かな専門性を身につけた医師の養成」を目的としたプログラムであり、以下の3つの経験を積むことを目標としています。

1. 医療コミュニケーションなどの臨床能力を体験的に習得する。 

2. 医療技術を先進的な医学教育を介して学ぶ。

3. 異国で様々な背景を持つ患者と家族、そして治療にあたる医療従事者と向き合う。

医学教育で名高い欧米の大学病院での臨床実習を通じて、将来の日本の医師である医学生の教育に生かすとともに、学生レベルの人的交流を通じた大学の国際化を達成しています。

特色

1. 海外の病院で医療チームの一員になる

プログラムの特色として、実際に病院に配属されて治療にあたる医療チームと共に実習に取り組むことが挙げられます。見学するのではなく実際にチームと共に働くこと(Clerkship)は、優れた医療技術を学ぶとともに、現地の病院に来院する患者とその家族や医療従事者といった人びとと向き合う機会を提供できます。人同士の交流を通じて、異なる文化背景を持つ者同士の医療コミュニケーションという臨床能力を高められることが特長です。

2.国際的視野を持った日本人医師になる

日本に住む外国人や日本の医療技術を頼って来日する患者への医療サービス提供は、今後も増えることが予想されます。その際に英語による臨床能力を会得した医師の活躍は欠かせません。また、他国の医療現場で経験を積み、国際的な幅広い見識を有する医師として国内での医療に従事することは、多様な状況に応じる医師の素養として重要です。国際的な視点を有する将来の日本の医師育成も本プログラムの特色の一つです。

実績

本プログラムでは、医学部衛生学公衆衛生学講座の教員らが自らの留学実績をもとにした手厚い支援を行っています。出願時から現地での実習中、帰国後に至るまで教員と学生間、そして受入病院との密接なコミュニケーションをはかりながら共に進めていきます。既に多くの学生を派遣し、学生の教育と大学同士の交流に努めています。

■主な留学先

米国 ハーバード大学ブリガムウィメンズ病院(3人)
ピッツバーグ大学(1人)
ハワイ大学(2人)
英国

ケンブリッジ大学アデンブルク病院(7人)

ダラム大学ジェームズ・クック病院(3人)

ニューキャッスル大学(1人)

台湾 台北医学大学(1人)

帰国後のつながり

帰国後に豊かな経験を積んで帰国する学生たちは本学の宝だと考えます。異国での体験談を後輩に率直に語り、先輩として自ら留学のアドバイスを後輩に行う姿を見ると、本プログラムで得た経験の大きさを推し量ることができるでしょう。年間数回行われる本プログラム報告会は教員と在学生に実習報告を行うだけでなく、卒業生や他学年の学生間といった将来の医師同士のネットワークを築く場にもなっています。これは、勉強以外のことを大学で学ぶ意義を感じるひとときだといえます。そしてまた、本プログラムが、彼ら学生が主体になって発展し続けているということを感じるときでもあります。