小川充洋研究室

近年、人間の生活の質の向上のために、ヒトなどの生体について研究する分野である「生体工学」や、医療分野での工学応用を研究する「医工学」などの分野が注目されています。
本研究室ではこれらの「社会性動物としての人間」および「生命としてのヒト」に関する分野を主に研究・教育を行っています。また、これら生体医工学から発展して、福祉工学やゲームサイエンスなどの、人間支援や娯楽に関する科学・技術についても取り扱っています。また、実学の観点から、「ハードウェア」、「ソフトウェア」およびそれらを統合した「組込みシステム」のいずれにおいても、学生とともに手を動かして、実社会でも通用するハード・ソフト・システムを開発・作製しています。これによって、既製品を使うだけの人材ではなく、自分が使うシステムを自身で開発できる人材を育成します。

基本情報

教員名・所属 小川充洋講師 / 理工学部情報電子工学科
専門分野 生体医工学、医用エレクトロニクス、福祉工学、ゲームサイエンス
研究テーマ ・生体情報の計測と解釈
・福祉工学
・ゲームサイエンスとゲーミフィケーション、シリアスゲーム
研究キーワード 医工連携、在宅健康管理、デジタルゲームの面白さの生体計測による評価
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研究紹介

生体および生体由来物質の非侵襲・非破壊計測

ヒトの体に傷をつけずに健康や疾病に関する情報を計測するための研究を行っています。採血などを行わずに、糖尿病や高血圧症などの生活習慣病に関する情報を得ることを最終目標としています。また、血液や尿などの生体由来物質を、試薬を用いずに光を用いて非破壊的に計測するための研究も行っています。高額な消耗品である試薬を用いずに血液や尿成分を計測する技術を開発し、経済的に発展途上にある国々でも用いることができる臨床検査装置に発展させることを目標としています(日本学術振興会科学研究費の助成を受け、金沢大学と共同研究を行っています)。

ゲームプレイ中の生体計測とその解釈法の研究

デジタルゲームプレイ中の生体計測とその解釈によって、ゲーム中にプレイヤーの身体と精神が、どのような状態にあるのかを知ることを目標にしています。また、「面白いと感じられるゲームプレイ中」の生体情報を分析することによって、「ゲームの面白さ」を、科学的に明らかにすることにも挑戦しています。これら研究によって、ゲームデザイナーが「面白いゲーム」を作るための手助けをするシステムの開発をめざしています(日本学術振興会科学研究費の助成を受け、研究を行っています)。

ゲーミフィケーションとシリアスゲーム

デジタルゲームを娯楽以外の領域に応用するゲーミフィケーションと、社会問題などを解決するためのゲームであるシリアスゲーム(Applied Gameとしても知られます)について研究・教育を行っています。本研究室大学院生の大塚誠也さんは、公益財団法人中山隼雄科学技術文化財団主催の2017年「社会を変える『夢のゲーム』アイデア公募」において、「消滅危機言語の保存を目指すゲーム」とのシリアスゲームのアイデアを提案し、優秀賞を受賞しました。

論文発表・学会発表

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