植物化学研究室 (山根久和研究室)

世界の作物生産は病虫害により大きな被害を受けており、環境に負荷をかけない病虫害対策は、近い将来、到来することが予想されている世界の食糧問題の解決のための最重点課題の一つとなっています。当研究室では、主に世界の主要作物の一つであるイネを研究材料として用い、植物における病虫害抵抗性制御メカニズムを遺伝子レベルで解明し、環境保全型農業技術開発に貢献することを目的とした研究を行っています。このメカニズムにおける植物ホルモンの関与やシグナル伝達を明らかにするため、ゲノム編集技術を用いて、ホルモンの欠損変異体や感受性変異体も積極的に作製し解析に用いています。また、当研究室では、機器分析や植物ホルモンの化学に関する講義・学生実験も担当しています。

基本情報

教員名・所属 山根久和教授 / 理工学部バイオサイエンス学科
専門分野 生物有機化学、植物バイオテクノロジー
研究テーマ

植物における病虫害抵抗性制御機構の解明

研究キーワード イネ、植物ホルモン、ジャスモン酸、抗菌性二次代謝産物、ファイトアレキシン
教員紹介URL

研究紹介

植物オキシリピンの生理機能の解明とその応用

本研究は、私立大学戦略的研究基盤形成支援事業(2013~2017年度)として行われているもので、植物ホルモンであるジャスモン酸などオキシリピンと総称される生理活性物質の生合成・輸送の制御機構や生理機能にかかわるシグナル伝達機構を分子レベルで解明するとともに、オキシリピンの病害虫抵抗性誘導作用や二次代謝産物生産誘導作用に着目し、得られた成果を病虫害に強い作物の育種や新しい農薬の開発、および有用物質生産等の応用技術の開発に活用することを目的とするものです。本研究における各研究課題は広範な研究領域を含んでおり、また、最先端の質量分析計やイメージングシステムを活用するものであることから、理工学部がオキシリピンの化学分析だけでなく、生合成制御機構やシグナル伝達の分子機構研究の世界的な研究拠点の1つとなることが期待されます。

論文発表・学会発表

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