生体分子化学研究室 (古賀仁一郎研究室)

当研究室では、便通改善作用を有し、高カカオチョコレートに多量に含まれているカカオプロテイン(カカオ豆由来のタンパク質)や動物のがん抑制作用や肌保湿向上作用、植物の病害抵抗性作用などさまざまな作用を有するスフィンゴ脂質(グルコシルセラミドやセラミドなど)の生体内での役割を研究しています。
講義や実験は、1年生の基礎微生物学、2年生の応用微生物学、食品科学2、3年生の食品科学実験、大学院生の微生物利用学などを担当しています。産業界での応用を中心に説明することによって、学んでいる内容が産業界でどのように活用されるのかということをイメージしやすいような講義を行っています。

基本情報

教員名・所属 古賀仁一郎教授 / 理工学部バイオサイエンス学科
専門分野 食品科学、応用微生物学、植物病理学
研究テーマ 便通改善作用を有するカカオプロテインや
動物のがん抑制、植物の病害抵抗性誘導作用などを有するスフィンゴ脂質に関する研究
研究キーワード カカオプロテイン、チョコレート、スフィンゴ脂質、グルコシルセラミド、セラミド
教員紹介URL

研究紹介

「高カカオチョコレート摂取による腸内環境改善効果」を企業と共同研究

2015年より、当研究室では株式会社明治と共同で「チョコレート摂取による腸内環境改善効果の探索的研究」を行っています。2015年に高カカオチョコレートの継続的な摂取による便通改善効果が実証され、その原因はカカオに含まれる機能成分「カカオプロテイン」によることが確認されました。また、世界で初めてカカオプロテインの抽出に成功しました。2016年には、高カカオチョコレートを継続して摂取することで、大腸がんの抑制や炎症性腸疾患(IBD)の予防、糖尿病の予防が期待されている酪酸(短鎖脂肪酸)を生産する腸内細菌「フィーカリバクテリウム」の増加がヒトの腸内において認められました。

動物や植物におけるスフィンゴ脂質の生理作用についての研究

スフィンゴ脂質の一種であるグルコシルセラミドは、動物が摂取すると大腸がん抑制効果や肌保湿向上効果があることが知られています。しかし、グルコシルセラミドからグルコースが遊離したセラミドについては、その摂取による効果は知られていません。そこで、椎茸由来のグルコシルセラミドを原材料として、効率良くセラミドを製造する方法を確立した上で、セラミドを摂取した時の動物での作用を明らかにする研究を行っています。

当研究室では、糸状菌由来のグルコシルセラミドを植物(イネ)に散布すると、病害抵抗性を誘導し、いもち病菌などの病原菌がイネに感染しなくなることを発見しました。そこで、グルコシルセラミドがどのようなメカニズムでイネの病害抵抗性を強めているかの研究も行っています。

論文発表・学会発表

研究室の様子

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2013年度研究室メンバー

2013年度研究室卒論生の

卒業式

2014年度研究室メンバー

2014年度卒論生の最終日報告会

2015年度研究室メンバー

2015年度卒論生の実験の様子

2016年度研究室メンバー

2016年度卒論生の実験の様子

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