航空宇宙工学科 航空宇宙工学コースの授業紹介

航空宇宙関連の先進的、極限的科学技術を学び、さまざまな分野への応用力を身につけます

総合工学の代表とも言える航空宇宙工学分野。熱力学・材料力学・機械力学・流体力学を基本とする「機械系4力学分野」をベースに、航空宇宙工学分野に特化 した専門分野だけでなく他の分野にも応用可能な学問分野についても幅広く学ぶことができます。

航空機力学

本学科の講義の中で、最も航空機に近い講義の一つです。
講義では最初、固定翼航空機の構成、大気や高度、速度計測などに関する基本的事項に触れた のち、機体に作用する空気力について学びます。その後、離陸、上昇、降下、着陸等の性能、航空機の運動方程式と空気力の推算方法へと進み、安定性と操縦性 などの飛行特性、重心位置の制約、風や大気擾乱の影響など、固定翼航空機を飛行させるのに必要となる一通りの基本的な知識を習得できるように講義をすすめ ます。
数式の展開等を細かく追うのではなく、どちらかというと定性的かつ概念的に理解してもらえるように、実際の航空機開発に従事してきた経験があり自らもグライダーの操縦をする講師の実体験を交え、動画なども用いて解説します。

ロケット工学概論

授業では、緒言としてロケット開発の歴史・現状・将来計画を、写真、イラスト等を用いて述べ、学生にロケットのイメージを植え付けます。
次に、固 体燃料ロケット・液体燃料ロケットにより代表される比推力型推進系、イオンロケット・MPDスラスタにより代表される比出力型推進系につき述べます。比推 力型推進系では、燃料の比推力が重要なファクタであり、チオルコフスキーの式により、その意味を説明します。主に人工衛星・宇宙機に搭載される比出力型推 進系では、外部から取り込めるエネルギーに限界があるため、低推力で推進する事が有利である事を、理論的に説明します。そして、比推力型推進系の固体燃料 ロケット及び液体燃料ロケットの構成、各構成要素の機能、使用される燃料の種類とその特徴、固体燃料ロケットと液体燃料ロケットの比較(それぞれの長所・ 短所)を行い、固体燃料ロケットの短所を解決することのできるロケットとして、ハイブリッドロケットについて述べます。流出係数と推力係数を解析的に導出 し、そこから、ロケットエンジン性能を改善するための方策を導出します。また、ロケットシステムは、打上げロケットだけで構成されるのではなく、ロケット と地上支援施設・設備で構成される事を述べ、それぞれの構成要素、その機能について述べます。
最後に、ロケット打上げ方法、運用管制方法等について述べ、ロケットシステムの理解を深めることをめざします。

航空宇宙工学実験

5~6名のグループに分かれ、「ジェットエンジンの性能実験」「エッフェル空洞を用いた翼型の空力特性試験」など10のテーマについて実験を行い、その結果をレポートにまとめます。実験では実際の現場でも使われている実物の部品などを使用。学生に本物の重さ・色・動作などを体感してもらいます。航空宇宙工学分野に必須のさまざまな基礎的実験を行うことで、分野全般の理解がさらに深まる授業です。

 

航空無線1

本授業は、航空特殊無線技士の免許取得をめざした授業で、夏休み期間に集中講義として開講されます。まずPhonetic Code(欧文通話表)に関する集中講義を受講します。その後航空特殊無線技士の認定講習会で法規(電波法)、無線工学、電気通信術の講習を規定の時間受講し、引き続き実施される修了試験に合格すると航空特殊無線技士の資格が付与されます。ヘリパイロットコース生にとっては必須の科目ですが、航空宇宙工学コースの学生も受講可能な資格系科目となっています。

 

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