スポーツ医療学科 健康スポーツコースの授業紹介

幅広い知識と技術を備え、スポーツと医療にかかわる専門家を育成します

本コースでは、スポーツにかかわるさまざまな資格取得が可能であり、「保健体育教諭」・「健康運動指導士」・「アスレティックトレーナー」を中心とする、いくつかの資格の取得を目標としています。各専門分野から、それぞれ希望する資格によって必要とされる科目を選び、専門知識と技術を身につけ、3・4年次に行う実習に向け基礎を固めていきます。

教職分野を学ぶ

教職実践演習

教職実践演習

本授業では、4年間の教職課程で学んだ教科に関する科目および教職に関する科目の知見を総合的に結集するとともに、教育実習等で得た学校現場の視点を取り入れながら、その内容の整理と統合をします。具体的には、「履修カルテ、実習日誌などを活用し、自己の教育専門家としての資質能力の理解と課題の把握」、「模擬授業等を実施し、教員としての表現力や授業力、児童・生徒の発育発達段階や個に応じた授業づくり、集団での学習姿勢を育む指導法等の再確認」、「教育実習等の経験を基に、学級経営案を作成し、実際の事例との比較等を通して、学級担任の役割や実務、他の教職員との協力の在り方等の確認」、「いじめや不登校、体罰問題、支援を要する教育、今日の教育課題に関しての役割演技(ロールプレイング)や事例研究の実施」などを行い、4年間の教職課程の集大成として、身につけた資質能力が、教育者として必要な資質能力として有機的に統合され、形成されたかについて確認をするとともに、履修を通して、将来、教員になる上で、自己にとって何が課題であるのかを自覚し、必要に応じて不足している知識や技能等を補い、その定着を図ります。

保健体育科教育法

保健体育科教育法

本授業では、保健体育科の教員に必要な知識や技能を身につけるとともに、それらを教育現場で発揮するための「実践的指導力」を段階的に高めていきます。頭で理解していても、自分が上手に運動できても、それらを子どもたちに分かりやすく教えられるとは限りません。優れた教員は、各発達段階で教えるべき指導内容が何なのかをしっかりと把握した上で、目の前にいる子どもたちの知識・技能レベルに応じた授業を展開します。また、自身の授業を振り返り、次の授業に向けたプランを再構築する作業も欠かせません。本授業では、このような教え上手な保健体育科教員の養成をめざし、講義や実技のほかに、実際に教員役となって模擬授業を計画・実施・省察する活動もまじえながら授業を進めていきます。

健康運動指導士分野を学ぶ

運動処方

運動処方

現在の日本は超高齢社会に入り、いかに毎日を健康に過ごせるかが大切になってきています。運動はそのために必要なものの一つです。

運動や食事、睡眠など、毎日の生活習慣は私たちの健康と大きくかかわっています。生活習慣は病気にも関係します。運動はその生活習慣病を改善させる力を持っていますが、健康のための運動を安全に効果的に行うには、一人ひとりに合った運動プログラムを作成しなくてはなりません。安全で効果的な運動プログラムを作成するために、生活習慣の乱れからくる病気などの知識を習得するほか、対象者や目的が異なる運動処方を作成する基礎理論についても学びます。また、中高齢者の運動を指導する者として、生活習慣病やメタボリックシンドローム、ロコモティブシンドローム、介護予防など、その疾患や状態を理解し、運動時に注意すべきことも踏まえて、個人に合った運動処方を作成することを目標に授業を進めていきます。さらに、運動負荷試験も実施し、測定の手順や注意点についても学ぶことで、「運動処方」の内容をさらに深めながら、現場の運動指導士として健康に生きていくためにできることを考えていきます。

アスレティックトレーナー分野を学ぶ

アスレティックリハビリテーション概論

アスレティックリハビリテーション概論

本授業は、(公財)日本体育協会公認アスレティックトレーナー・トレーニング指導者(JATI)・障がい者スポーツ指導者の資格取得を希望する学生の必修科目です。

アスレティックリハビリテーションとは、傷がいが起こってから、スポーツ活動に復帰できるよう身体能力を戻す事を目的としています。本授業では、アスレティックリハビリテーションの基本的な知識を理解し、基本用語を学び、今後ステップアップしていくための土台を作ることを目的としています。また、技術的な知識だけではなく、実際に選手のアスレティックリハビリテーションを行う際の声かけのポイントや、接し方の注意点などについても学習します。

スポーツコンディショニング論

スポーツコンディショニング論

アスリートやスポーツ現場において「コンディションが良い」とか「コンディショニングが上手く行った」などといった言葉をよく耳にします。では、「コンディション」や「コンディショニング」とはどういう意味を持つのでしょうか。(公財)日本体育協会公認アスレティックトレーナー教本によると、コンディションとは「ピークパフォーマンスの発揮に必要なすべての要因」、そしてコンディショニングとは「ピークパフォーマンスの発揮に必要なすべての要因をある目的に向かって望ましい状況に整えること」と明記されています。この授業では、コンディションとコンディショニングに関係する全ての要因を、身体的・環境的・心因的因子などのさまざまな側面からとらえながら学んでいきます。

上記以外の分野について学ぶ

衛生学・公衆衛生学

衛生学・公衆衛生学

衛生学・公衆衛生学は、地域・職域・国などさまざまなレベルの集団を対象とし、生物学的・化学的・物理的な環境、社会経済的状況、構成員の素因や行動といった要因が、集団の構成員の健康にどのように関連するかを解析することで、病気の予防と健康の保持・増進をめざす実践的学問であり、人びとが健康に暮らすために必要な社会のしくみを支えるものです。超高齢化を迎える日本社会は多くの問題をかかえており、運動や食事などライフスタイルにかかわって個人が取り組むべき課題がある一方で、医療・保健・福祉・労働・環境にかかわる制度・規制を少子高齢化にどう対応させるかといった行政が取り組むべき課題もあります。本授業では、人びとの健康を守るため、日本にはどのようなしくみがあって、それらがどのように機能しているのかを学ぶとともに、自分や家族、ともに社会で生きる人びとの健康の保持・増進のために今何が重要か考えていきます。

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