視能矯正学科の授業紹介

多様なカリキュラムを通して検査技術と対話力を学びます

さまざまな機械を扱って検査をする視能訓練士ですが、機器を扱うのと同じくらい大切なのが患者さんとのコミュニケーションの取り方です。幼児からお年寄りまで幅広い世代の方と接することが多く、声のかけ方で症状を引き出せるかどうかが変わる場合もあります。本学では優れた教員と多彩なカリキュラムを通して、機器の操作や検査技術の習得だけでなく、対話力も学んでいきます。

専門科目

基礎視能矯正学(斜視総論)

視能訓練士の業務のうち、斜視の検査は眼科医から最も要求される重要な分野のひとつです。本授業では斜視総論として、斜視の定義、病因論および分類について学び、各論では、内斜視・外斜視・上下斜視・交代性上斜位・微小斜視・A-V型斜視・回旋斜視・麻痺性斜視・斜視特殊型などの基礎的な病態を理解していきます。特に麻痺性斜視では、眼球運動に関する脳から眼球までの解剖と生理を理解しながら学習を進めていきます。授業では、図や表のプリントを自分たちで書き込みながら仕上げることにより、自然に覚えられるような形態を取っています。また、視能訓練士として確実に理解しておかなければならない大切な部分は、学生全員が理解できるまでゆっくりと時間を掛けて学習していきます。本授業で、将来に渡って視能訓練士としての財産となる“斜視の知識”の基礎を身につけることをめざします。

視覚生理学

各種眼科検査や、斜視や弱視の訓練治療を行う視能訓練士。その視能訓練士をめざす上で重要なことの一つが、眼科検査の技術です。一言で眼科検査と言っても、視力・視野・屈折・色覚などさまざまな種類があります。この授業では各検査の意味やその検査の必要性などを学び、実際に検査器具の使い方や検査方法を学ぶ前の基本的な知識と考え方をしっかりと身につけていきます。

神経眼科学

ネコの眼のようにくるくる変わるということわざは、ネコの瞳が明暗によって形が変わることから変化しやすいたとえに用いられます。写真のようにネコの瞳は明るいところでは縦長の線状になり、暗いところでは大きくなります。そこで、ヒトの眼では光が網膜に入ってからどのような経路をたどって『物が見える』ということになるのか、また瞳孔はどのような経路で大きさが変化するのか、などについて学びます。眼の解剖に始まり、視力の低下する原因や散瞳する病気・縮瞳する病気などについて学んでいきます。

視能病理学

疾患を説明するために、病変部位と症状の理解が必要です。部位の理解とは、視機能でいえば見るための構造が解剖学の知識であり、なぜ見えるのかが生理学、対してなぜ見えなくなるのか病変を説明するのが 『病理学』 ということになります。基礎医学にも病理学分野の手ほどきが含まれますが、本授業は眼疾患学の理解へ導くための専門基礎科目としての位置づけとなります。前半部では、まず病変解釈の基礎となる表現(用語)と症状(症候)を学びます。ここには炎症・免疫と遺伝分野を含みます。後半部では眼底所見・蛍光眼底造影所見を学び、内眼部全体の病変を学習します。

視能検査学

眼科診療での診断と治療に欠かすことができない眼科用医療装置の多くは、高度な光学原理理論に基づく光学系を含む精密機械です。医師が正確な診断を行える検査結果を提供できるよう、装置を正しく使うことが視能訓練士には要求されます。本講義の前半では、光学・眼光学に関する基礎的な知識や考え方を習得し、後半では、装置の原理や特性を学習します。講義のパワーポイントでは、解りやすい図やイラストを多く使います。仕組みを知って眼科用医療装置を使いこなし、新しい装置にも対応できる、眼光学の専門家として理論を熟知した視能訓練士をめざします。

キーワードで検索