理学療法学科の授業紹介

運動における動作の分析や運動療法、物理療法など授業は多岐にわたります

正常な動作を理解するために動作を運動面から定量的に解析する運動分析の技術の習得、骨格筋などの基礎を学んだ上での運動療法の理論の学習とその実践、温熱や電気・牽引などの物理療法の理論と各種物理療法機器の操作など、理学療法士として習得すべき知識と技術は多岐にわたります。本学科はすべての授業において、経験豊富な教員による実践的で充実した授業を行っています。

専門基礎分野

解剖学実習(専門基礎分野)

解剖学実習

体の正常な構造について理解を深めるために、人体骨格標本や人体模型標本による実習、体表からの触察、さらに解剖学実習見学を行います。特に体表からの触察法を十分に習得することを目標にします。医療における根本は解剖学であり、すべての専門科目において解剖学は深く関連しますが、特に理学療法の徒手による操作であり、身体を触知することができなければ、決して行うことはできません。したがって解剖学実習は基本中の基本といえます。講義の進行は、体表から触知できるおのおのの筋・骨・神経について説明し、デモンストレーションを行ったあと学生同士で実技を行います。

専門分野

運動療法学概論(専門分野)

運動療法学概論

理学療法士の医療サービスの代表的な運動療法を、専門基礎科目(解剖学・生理学)をもとに理学療法の対象疾患である運動器系・中枢神経系・内部障害系の関連医学ならびに運動治療学などの基礎理論を背景とした各種運動療法を学びます。 実際の運動療法学を学ぶ前提として、骨格筋の構造、筋の収縮様式、随意運動やその制御・運動学習についてしっかりと復習します。また、運動のエネルギーとなる呼吸・循環・代謝についても運動の関係性を復習します。その後、運動療法の中心である関節可動域運動・筋力増強運動の理論とその方法について学習を進めます。また、協調性障害・持久力増強・認知障害・痛みに対する運動療法について学習します。

物理療法学(専門分野)

物理療法学

物理療法は温めたり、電気を流したりすることで理学療法士による治療の効果をより効率よく上げる手段として用いられます。身近なものとして、お風呂やコタツも物理療法の一種といえるでしょう。物理療法機器は身体に物理的エネルギーを与えることで生体反応を引き起こし、症状を改善させることが目的ですが、なかには生体反応を引き起こすことで症状を悪化させてしまうリスクも伴います。物理療法学では物理エネルギーがどのように生体反応を引き起こすか、さらに牽引療法・水治療法・温熱療法・寒冷療法・電気療法・光線療法などの各種物理療法機器に関する特徴や操作方法、実際に患者さんに使用する場合の一連の流れやリスク管理などの学習を行います。

実習・演習分野

動作解析学(専門分野)

動作解析学

理学療法の治療対象である身体の動きを理解し、その知識を治療に反映することは、理学療法の発展のために重要です。運動面から定量的に解析するために必要な基礎的技術を学習し、運動分析の手法として、運動学的分析、運動力学的分析の測定原理と技術を習得することを目的とします。また、正常動作を理解することが異常を理解するために役立つこともあり、異常を理解することが正常を理解することに役立ちます。動作を“どのように分析していくか”を立ち上がり動作と歩行動作を実際に分析して正常動作・異常動作を理解します。

神経系理学療法治療学演習1

神経系理学療法治療学演習

神経系理学療法治療学演習1は神経系理学療法治療学で学んだ知識をもとに、その障がい像をイメージしながら実技を通して、成人中枢神経疾患(脳血管障がい)に対する基本的な運動療法を実施することを目的とします。脳血管障がいは、脳の損傷部位により麻痺の部位(片麻痺・四肢麻痺など)や程度(弛緩性麻痺・痙性麻痺など)のさまざまな運動障がいを呈します。それらの錐体路障害を中心に典型的な運動麻痺例の脳血管障がい発症後からの経過に沿った代表的なアプローチを、「1.愛護的な関節可動域運動について」「2.片麻痺の方への特徴的な各動作やそれらの「介助方法」について」「3.片麻痺に対する特殊手技(PNFを中心に)について」の3項目を主軸とし、実技を中心に学習します。また理学療法プログラム実施時に必要な基本的な運動療法技術、日常生活活動の回復に向けた介助やその指導技術を学びます。

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