外国語学科 ドイツ語コースの授業紹介

豊饒なドイツ語圏文化に触れながら、多彩な授業で広く深く学びます

ドイツ語コースは基礎から応用までユニークな授業を用意しています。日常会話やEメール、ビデオや歌などを通してドイツ語の会話力を高める授業や、絵画、音楽、建築、工芸、文学、思想など豊かなドイツ語圏文化について学ぶ授業、1人の映画監督の視点を借りて現代ドイツを深く考察する授業、そして学生自らがテーマを決め発表することで知識を広げる授業など、さまざまなアプローチでドイツの言語と文化を広く深く学びます。

ヨーロッパ地域の社会と文化

「ドイツ語」が話されているのはドイツだけではありません。本授業では今からほぼ100年前、すなわち1880年から1920年頃までのオーストリア・ハンガリー帝国(現在のオーストリア)の首都ウィーンの文化、芸術を扱っています。この時代のウィーンは政治的には多民族国家ハプスブルク帝国の終焉期という危機的状況であった一方、絵画(G・クリムト、E・シーレ、O・ココシュカなど)、音楽(G・マーラー、A・シェーンベルクなど)、建築(O・ワーグナー、A・ロース、J・ホフマンなど)、工芸デザイン(モーザーなど)、文学(H・V・ホーフマンスタール、A・シュニッツラー、K・クラウス、P・アルテンベルクなど)、思想(S・フロイトなど)の各領域で奇才、天才を輩出した、まさに百花繚乱とも言うべき時期でした。ドイツとはまた一味違ったドイツ語圏文化の豊饒さに触れてみませんか。

 

ドイツ文化論

ドイツ文化と言えば、ビールとサッカー!そのどちらもとても魅力的ですが、「ドイツ文化論」の授業では、ビールやサッカーよりも魅力的なドイツ文化を、フランス人の映画監督ユイレとストローブの作品を通じて紹介します。ユイレとストローブの夫妻はフランス人でありながら、ドイツの音楽家バッハを愛し、ドイツの詩人ヘルダーリンや戯曲家ブレヒトの作品に基づいた映画を数多く撮影していることで知られており、彼らの映画が映し出すドイツの文化はどれも、「環境」と「平和」の問題に関係しています。第二次世界大戦後、奇跡的な復興を遂げた点で日本とよく似ていると言われるドイツの文化を、フランスの映画監督の視点から探求することにより、日本の社会が抱える「環境」と「平和」の問題を解決する上でのヒントが得られる授業をめざしています。

 

ドイツ語会話

「ドイツ語で話しましょう」が合言葉。実際にドイツ語圏の国々で使える会話力を養い、ドイツ語に聞き取れる耳を持つことを目標としています。2人1組やグループでシチュエーションに合わせた会話の練習をします。これは、日常的なさまざまなシチュエーション(レストラン・電車・ショッピング・招待・自己紹介など)で表現できるように、実際の場面を想定しながら声を出して本格的に練習する訓練です。リズム、イントネーションなどに力点を置き、ドイツ語らしいドイツ語を話せるようになるまで練習を重ねます。また、学んだ文法や文章を生かし、ドイツ語でE-MAIL、葉書、お祝いのメッセージなどを書く練習や、グループに分かれドイツ語の歌を歌うことで、ドイツ語のメロディやリズムをつかむ練習、さらにはドイツのビデオを見て日独の文化の違いを考え、言葉の文化的な背景を知る授業など、多彩な内容で会話力の向上を図ります。

 

演習(海老坂高セミナー)

この授業ではドイツの文化を中心に学びます。「文化(Kultur)」という言葉もドイツ人が一番好きな言葉でもあります。各自が自分の興味に従って、好きなテーマを選んでかまいません。そのテーマについて発表し、質疑応答をします。人から質問されると、自分の知識の弱点を把握し、それを次回の発表に生かします。テーマは一度決めたら変えずに、「何を調べるか」よりも「どのように調べるか」を優先します。最終的には、正確な知識を広げてゆく技術の習得をめざします。

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