外国語学科 英語コースの授業紹介

文化や歴史的背景などを学びながら、専門性の高い英語力を身につけます

語学として英語を習うだけではなく、イギリス、アメリカ文化などの特徴や歴史的背景を学びながら、通訳論や英語学など専門性の高い内容を学んでいきます。また歴史の中で生まれた名作を取り上げ、その時代性を分析したり、あるいは英語の映像資料や音声、文献を鑑賞しながら、言語と文化への理解を深めます。

イギリス文化論

本授業は、ファンタジーの系譜をイギリス文学と挿絵から考える概説クラスです。ファンタジー作品として、西洋のおとぎ話の起源やペロー童話やグリム童話、さらにイギリス文学におけるファンタジックな作品から、『アリス』までを取り上げます。また、イラストとしては、英国挿絵の黄金時代といわれる19世紀後半~20世紀前半の挿絵本に、焦点をあてます。具体的には、19世紀では、ジャポニズムからも影響を受けたクレーン、女性や子どもに人気のあったケート・グリナウェー、『アリス』の画家ジョン・テニエルや、絵本の傑作『妖精の国で』のリチャード・ドイル、20世紀のラッカムやアトウェルなどです。表象文化としてしてのファンタジーに関心を深め、作品を読み解く力を身につけます。さらに、『アリス』をケース・スタディーとして取り上げて、挿絵におけるファンタジー描写の変遷についても考えたいと思います。

 

英語表現法(通訳論)

「通訳」と聞くと、国際会議などで、英語から日本語、日本語から英語へと瞬時に訳す「同時通訳」を思い浮かべるかもしれません。外国語学部には、観光や航空関係の仕事をめざす学生が多く、この授業ではそのような職業で必要とされる英語力を鍛えるために、日本文化を英語で表現することを学びます。たとえば、日本人は異性に「告白」しますが、アメリカ人男性は女性に向かって“Do you wanna go out with me?”と言います。「僕と一緒に出かけたいですか?」という意味です。なぜこのような違いが生まれるのでしょう?

 

現代英語概説(英語学入門)

「英語学」とは何でしょうか。それは、英語を深く理解するために、さまざまな角度から英語に関する知見を整理して深めていくものです。言語学のうち、英語を中心に扱ったものとも言えます。前期では、「英語の歴史」「音声のしくみ」はもとより、「現代世界における英語の状況」、「英語の単語や熟語、慣用句のしくみ」、「英文を組み立てる仕組み」、「英語の基本文型は5つなのか」、「formal/informal/slangにはどういったものがあり、どこで何を使うと不自然になってしまうか」、「日本語と英語の一筋縄ではいかない関係」、といったテーマを扱います。後期では、さらに、「ことばと意味」の問題を深く考えます。「なぜ一つの語にたくさんの意味があるのか」、「同義語は全く同じではなく使い分けが必要」、「似たような表現でも、文の形が違えば伝わる意味が違ってくる」、「英語の論理とは」、「英語と社会」、「英語におけるpolitenessとは」といったテーマを扱います。

  

アメリカ地域の社会と文化

この授業では、カリブ海地域の社会と文化の特徴について学んでいます。カリブ海地域と言えば美しい海と豊かな自然が有名ですが、この地域の島々には共通して、スペイン、イギリスなどヨーロッパ諸国による長い植民地支配と搾取を受けた過去があります。キューバのスペイン語、バハマの英語、ハイチのフランス語などカリブ諸国の多様な公用語からも分かるように、植民地支配がこの地域の人種、民族の構成、宗教、言語、スポーツなど文化のあらゆる面に大きな影響を及ぼしました。授業ではカリブの英語圏を中心に、ヨーロッパの植民地支配がどのように先住民の社会と文化を破壊し、またどのように「新世界」に文化の衝突と混淆をもたらしたかについて探ります。歴史的背景を踏まえた上で、音声、映像、英語の文献資料を用いながら、言語、文学、音楽などさまざまな面からカリブ海地域の文化の現在と過去にアプローチしています。

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