経済学科の授業紹介

各界出身の多彩な教授陣による実践的な授業を行います

経済学科の授業は、選択の幅が広く、自分が興味を持った分野から経済学に入り、関心ある分野の勉強を深めることができます。授業を担当するのは大学、実業界、官界出身の多彩な教授陣。経済の理論や歴史を私たちの現在と関連づけながら考える、実践的な授業を行います。

日本経済入門(中村賢一)

日本経済入門

情報化・国際化などを背景に、日本経済はかつてない速さで変化しており、このため経済理論や分析手法を理解して、新聞・雑誌などの経済・予測記事を読み解き、変化する経済環境に柔軟に対応する能力が、すべての社会人に必須の資質になっています。たとえば、日本経済は「失われた20年」の経済停滞に陥り、極端な円高などで産業の空洞化などが懸念されるようになりました。そこで、現在政府はアベノミクスの三本の矢で日本経済の再生を図っています。

本授業では基礎的なマクロ経済理論を用いて、日本経済の足跡を検討し、「失われた20年」問題や日本経済再生の展望など、日本経済の現状と問題点についての理解を深めます。また、教員が官庁エコノミストとして培った豊富な実務経験を生かして、実践的な経済分析能力や経済学的に考える力、経済動向を読み解く力を身につけることをめざします。

暮らしの経済学(湯川志保)

暮らしの経済学

本授業では、皆さんにとって身近な問題(あるいは将来身近になるであろう問題)である、「仕事」や「生活」にかかわる問題について経済学的な視点から考えていきます。たとえば、「結婚や出産をしない人が増加してきているのはなぜか」や「人びとのライフコースは時代とともにどのように変化してきたのか」、「子どもにかかる費用はどのくらいか」といったテーマは、今期の授業で実際に扱ったテーマです。経済学の授業では、商品の取引や流通、貿易や景気の問題などに焦点が当てられますが、このような問題も経済学を応用することで考えることができます。また、この授業では関連するデータを考察することで、人びとの生活の背後にある問題について客観的に考える習慣を身につけます。

ゲーム論(小島寛之)

ゲーム論

ゲーム論は、人間の経済活動や社会活動を、みな単なるゲームと見なし、何かの法則性を突き止めようとする学問です。ゲーム論では、企業の販売競争、経営者と労働者の給料に関する契約、政府の政策、さらには恋人同士のデートも、みんなゲームとして分析します。分析の特徴は、プレーヤー間の「推理合戦」を描写することにあります。プレーヤーの頭の中の考えを暴き出して、行動を読むわけです。とりわけゲーム論は、就活に役立つでしょう。就活をゲームと見立てた場合、応募者も人事も相手の求めるものを推理し、自分が有利になる行動を選ばねばなりません。ゲーム論を勉強することは、きっと、人事の人の手の内を推理し、見抜くことに役立つでしょう。

現代日本経済史(石川治夫)

現代日本経済史

本授業では、第2次世界大戦後の経済復興から高度経済成長を扱います。授業では最初に、「敗戦時の日本経済は決して焼け野原=何もない状態ではなかった」という一般の常識をくつがえす話をした後で、当時、日本経済が抱えていた問題点は何か、戦後の経済政策はその問題をどうやって解決したのか、という風に進みます。高度経済成長の項では、1950年代に戦前水準を回復した日本経済がなぜ高度経済成長を必要とし、それをどのように達成したのか、その中で日本の社会はどのように変わっていったのかがテーマになります。高度経済成長は日本人が光り輝いて前進した時代でした。しかし、目を見張るような経済成長を達成した反面、光から取り残された部分に大きな矛盾も作り出してしまいました。その矛盾が何であり、それが現代の日本経済にどんな影を落としているのかも理解してもらいます。「現代日本経済史」の授業内容は現代の日本経済に直接つながるものです。

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