教育目的と3つのポリシー
教育目的と3つのポリシー

教育目的

教職研究科は、建学の精神に則り、具体的事実に基づいて臨床的に教育・研究していくことのできる教員、視野広く柔軟に子どもおよび関係者をコーディネートできる指導力ある教員、カウンセリングマインド豊かな教員、視野広く子ども・学校・地域に応じて創造的に計画、実践できる教員の育成を目的とする。

教職研究科の3つのポリシー

教職研究科は、教育における理論と実践の融合を図り、医学部を有する本学の特色を生かして、教育と医療の連携を踏まえながら、専門的に高度な見識と実践的能力を有する個性豊かな教育実践者を育成する。具体的には、以下のような資質、能力を身につけ、かつ所定の単位を修めた者に対して学位を授与する。

  1. 教育の多様な課題に対応できる高度な専門的知識と実践的能力を有する。
  2. 教育の理論を実践的に検証し、理論と実践を融合する力を有する。
  3. 教育の課題を医療との関連からとらえ直すことができる。
  4. 教育実践の前提となる幅広い教養と豊かな人間性を身につける。

学位授与に要求される資質、能力を身につけるために、教職研究科は、以下の方針でカリキュラムを編成する。

  1. 「高度な専門的知識と実践的能力」の修得は、共通基礎科目群、実習科目群、高度化専門科目群の各授業科目の全体においてなされる。
  2. 「理論と実践を融合する力」の修得は、とりわけ実習科目群の授業科目においてなされる。
  3. 「教育を医療との関連からとらえ直す力」の修得は、共通基礎科目群における「教育と医療の連携に関する領域」および高度化専門科目群における「教育と医療関連に関する科目」を中心に、他の授業科目と実習科目の学修を通してもなされる。
  4. 「教育実践の前提となる幅広い教養と豊かな人間性」の修得は、共通基礎科目群、実習科目群、高度化専門科目群の各授業科目の全体においてなされる。

教職研究科は、理論と実践の融合を図り、学校現場で生じている多様化・複雑化した諸課題に的確に対応できる、高度な専門性と実践的指導力を備えた教職実践者の育成を目指しています。
そのために、学部等では、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校等の教員免許状を取得し、教職教養や教科教育等に関する幅広い学修を行うことが大切です。
学部等における上記のような学修を通じて、次のような能力・資質を備えた入学者を求めています。

  1. 経験に裏づけられた豊かで幅広い教育実践力を備え、学校・地域における中核的なリーダーに相応しい能力・素質を備えた現職教員。
  2. 基礎的な教育実践力と様々な教育課題に対する対応力を備えた現在教職に就いていない社会人あるいは大学卒業予定者。
  3. 教員としての高い使命感、情熱、行動力を有するとともに、子どもや学校教育の諸課題に対して、理論的、実践的に取り組む意欲を有する者。