第2回・3回バイオサイエンス特別セミナーを開催しました

2019年11月06日

2019年10月21日(月)・2019年10月29日(火)に、帝京大学宇都宮キャンパスにて2019年度第2回・3回バイオサイエンス特別セミナーを開催しました。

10月21日(月)の第2回目のセミナーでは、国立研究開発法人国際農林水産業研究センター 研究戦略室研究コーディネーター 金森紀仁氏に「国際機関CGIARでの仕事および国際研究の重要性」をテーマにお話しいただきました。CGIAR (Consultative Group on International Agricultural Research;国際農業研究協議グループ)は、開発途上国の農林水産業の生産性向上や技術発展を目的に設立された国際組織で、金森氏は1年4カ月にわたり、フランス・モンペリエのCGIAR事務局に勤務されています。

当日は海外での研究や就職に興味を持つ学生に向けて、国際機関での仕事内容やCGIARが取り組む国際研究の重要性についてお話しいただきました。また、CGIARの活動のほか、ベルギー、デンマーク、ブラジルなどで行ってきた研究生活や滞在中の生活、国際農林水産業研究センターの活動についてもお話しいただきました。セミナーには宇都宮キャンパスの教職員・大学院生・卒研生らが参加し、参加者からは国際研究組織での活動や海外での生活について多くの質問が寄せられました。

10月29日(火)の第3回目のセミナーでは、岡山県農林水産総合センター 作物分子育種第2研究グループ流動研究員 原美由紀氏に「モモのもつ多様な形質の解析とその利用に向けた研究開発」をテーマに、岡山県の主要農作物の一つである白桃のマーカー育種に関する取り組みについてお話しいただきました。モモだけでなくさまざまな果樹、野菜の育種では、生産者や消費者が望むような良い形質をもつ品種を育成することが求められており、色・形・味などの形質が品種間で差があるのは遺伝子が異なるためであることが分かっています。今回の発表では、モモにおける果皮色や果肉色、花粉の稔性についての原因遺伝子の解析と育種におけるそれらの活用法についてお話いただきました。発表後は、モモのマーカー育種に関する技術的な質問のほか、新しい品種開発に関する取り組みやキャリアパスについて活発なディスカッションが行われました。

本学理工学部バイオサイエンス学科では、最先端の研究に関する知見を深めることを目的に、さまざまな分野の研究者を招いたセミナーを積極的に開催しています。

 

当日の様子01

当日の様子02