親子哲学カフェを開催しました

2018年10月16日

2018年10月10日(水)、帝京大学宇都宮キャンパスにて同キャンパスリベラルアーツセンターと栃木県宇都宮市を拠点に活動する市民サークル団体マザーズガーデン「あすなろ」が協同で主催する親子哲学カフェを開催しました。

この企画は、地域連携・高大接続の取り組みの一環で、「哲学対話」の手法を用いてさまざまなことを「考え」、それを相手に「言葉で伝える」ことを目的としています。当日は、秋休みということもあり5組の親子、本学関係者を含め約20人が参加しました。

本学宇都宮キャンパス総合基礎科目講師 江口建がファシリテーターを務め、まずは参加者の緊張をほぐすためのアイスブレイクをはさみ、哲学カフェのルールを説明しました。哲学カフェでは、どのようなことでも発言してよい、他人の意見を否定しない、身分や立場などの垣根をなくして対等な立場で話すことで対話が成立すると考えられており、他人の話をよく聴くことを重視しています。

今回の主なテーマは「幸せ」についてで、対話が始まると、参加者からは自分が日頃から感じていることや疑問、家族に対する不満など、さまざまな話題があがりました。特に子どもたちからは、家族への不満や納得できていない疑問が多くあがりました。そして、大人たちは子どもたちの話を真剣に聴き、それに対する考えを子どもたちが納得できるようにわかりやすく説明しました。

子どもたちが疑問や不満に感じていることは、大人の立場から考えると躾の一環やルールを守ってもらうために叱らなくてはならない場面などが多いようです。しかし、子どもたちはどうして叱られているのかが理解できず、それが不満や疑問につながっていることがわかりました。子どもたちの意見を聴き、大人たちは言葉で理由を説明することの重要さ、話し合うことの大切さを再認識していました。また、子どもたちも自分の素直な気持ちを話すことで不満や疑問が解消され、大人たちがどのようなことを考えているのかを知ることができ、納得できたと笑顔を浮かべていました。

参加者からは、「子どもと普段話せないことを本音で話せてよかった」「話し足りないので、また次回も参加したい」などといった感想や次回以降の哲学カフェで対話したいテーマがあげられ、盛況のうちに終了しました。

江口講師は、「哲学カフェで対話をするテーマには正解がありません。自分の気持ちを言葉にして他人に伝えること、他人の話を聴くことが大切なのです。これからもあらゆる年代の方に、人にはさまざまな意見があることを知ること、他人と違う意見を言うことを恐れないこと、他人を承認することの重要さを哲学カフェの活動を通して伝えていきたいと考えています」と話しています。

哲学カフェの活動の様子は下記をご覧ください。

 

当日の様子1

当日の様子2

当日の様子3

当日の様子4

当日の様子5

当日の様子6